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159 雄美岬・猿多岬(豊後関前)こんなのあり〜? ありなんです [岬めぐり]

 東に向かって開けた湾を、ちょうど抱え込む両腕のように二つの岬が突き出している。
 北側に延びるのは、スイセンが自生し野生馬が遊ぶ雄美岬である。南側に水道を渡ってくる南風から城下町を守るように延びるのは、小さな集落と寺と墓所をもつ猿多岬である。
 湾に面した海岸の中央には、岩場を天然の要害とした丸い岬がぽっこりとあって、そこには白壁の美しい白鶴城がそびえている…。
 「岬めぐり」で、ここを訪れることになったのは、まったくの偶然からであった。
 歳をとってくると、いろいろな点で好みが変わる。若い頃には見向きもしなかった、カボチャや豆まで食べるようになっていたり、昔は決して読まなかっただろうというような本も、読むようになったりする。
 でんでんむしの場合は、昔は読む小説といえば海外の翻訳物が主で、それもミステリーやSFがほとんどであった。
 それらにいい作品が出なくなったということもあるが、近年では日本人作家のもの、しかも時代物なども、読むようになった。そのきっかけが、月島に住むようになって、深川や大川端付近を歩きはじめての宮部みゆきや平岩弓枝であったような気もするが、藤沢周平であったかも知れぬ。
 いずれにしても、芥川賞などは間違っても読まないことには変わりがないが、えらく変わったものだ。
 ミステリーでもSFでもないし、競馬に興味があるわけでもないのに、好きだった作家はディック・フランシスで、自分にないものをすべてもっているその主人公に魅かれ、漢字二文字で統一されたタイトルに悩まされつつ、ハヤカワ文庫を買っていた。ところが、これも始めにハードカバーの高い本を出しておいて、忘れた頃にしぶしぶ文庫にするという出版社の戦略に嫌気がさしたこともあって、なんとなく全作品読むのは途中でやめてしまった。
 たまたま、いつものように書店の店頭を眺めながら、この頃なんでこんなに時代物が増えたのかなあ、新しい聞いたことのない作家もずいぶん出てきてるなあ、それにしてもなんでこんなにカバーのつくりがどの出版社もおんなじなんだろう…などと思いながら、並んでいる一冊を手に取って開いてみた。
 それが、『鯖雲ノ城』(佐伯泰英著・双葉文庫)で、その冒頭で「豊後関前絵図 佐伯泰英編 意匠 板元米田裕実(ジェイマップ)」として、コンピュータで昔風に描いた絵図を見て、初めてこの風景と、二つの岬に出合ったのだ。

 双葉文庫を買うのも初めてだったが、この岬に魅かれてこの本を買った。続き物だが、あと飛び飛びに数冊読めば、どんなものかわかろうと、たかをくくって読み始めた。
 7月の初めに読み始め、順序はあちこちしながら、とうとうつい先日、今まで出ている全部23巻を読み終えたところである。話はすべてつながっているが、途中から飛び飛びに読んでも意味がわかるように、どの巻でも必ずこれまでのいきさつが、いちいち説明してある。ちょっとくどい感じもするが、書き下ろし連載文庫というのも、おもしろい形式だ。
 こういう話のつくり方としては、いくつもの形式があるのだろうが、個人的な好みをいえば、“大作”が好きなのである。なぜか、この頃若い人の間で『カラマーゾフの兄弟』がよく読まれているらしいが、でんでんむしも若い頃に読んで、こういう大作は日本の作家にはどうして書けないのだろう、と思ったことがある。
 これも、ただ長いだけではダメなのであって、相手変われど主変わらずの『水戸黄門』方式や、相手も主も変わらずの『サザエさん』的なものはいくつかあるが、そういう作品にはまったく魅力を感じない。
 最初の『陽炎ノ辻』は初版が2002年4月で、最新の『万両ノ雪』が2007年8月だから、そうとうなペースである。さすがにちょっとくたびれたか、あるいはこれだけ売れればいいだろうということか、ペースダウンしつつもこれからも続くという。50巻までいくかも知れないというから、つきあってみようか。
 ちょうど、NHKが木曜時代劇に取りあげる(これも話せば長くなるし、テーマが本からテレビに変わってしまうので深くは追及しないが、ときどきヘンなのやヒドイものをやるので油断がならん。しかし、これはまずいい。)というので、よく並んでいたが、ばらばら買っていると、どこまで読んだかわからなくなる。

 番号が背に小さくしかついていないで『○○ノ○』がズラリと並ぶ似たようなタイトルに悩まされ、やっぱり同じ本を二冊買ってしまった。これもディック・フランシスのときとおんなじだったが、なによりも“人間こうでありたいものよなあ”というところなども共通点があり、結構楽しく嵌まってしまった。
 著者は、家族を連れてスペイン各地を回り、闘牛モノに入れ込んでいた、という経歴をもつ苦労人で、この人が時代物に転向したのは近年のことであるらしい。いわれてみれば記憶にあるが、平凡社カラー新書の闘牛の本は、この人の処女作だったという。
 時代考証にはあまりこだわっていない、登場人物の人間を深く掘り下げようという気もない、深く掘り下げすぎたら読者の方もシリアスに感じて、ご自分の現実と引き比べてしまうでしょう? 私のは現実の憂さを忘れる小説なんで、もっと嫌な辛いことはいっぱいあるはずだがそれには目をつぶって書いている…といった著者の発言には、ある意味魅力がある。
 もうひとつ、これを読んでいて魅力だったのは、これまで読んだ江戸時代モノと違って、江戸の市民の生活が江戸の町をそのままに浮き上がらせてくれる、ということだ。この点はこれまでのどんなものより、具体的でサービス精神に富んでいる。
 手元にある人文社の古地図ライブラリー別冊の『江戸東京散歩』を、地名が出てくるそのつど開いて確かめながら、この坂崎磐音やおこんさんの行動を想像してみると、これがまことにおもしろいのだ。その雰囲気だけでもと、磐音の住む六間堀周辺と、おこんさんの勤務先今津屋がある両国広小路米沢町付近を切絵図でみてみよう。

 いまさらいうまでもないが、二つの岬も豊後関前藩も、この物語がつくる架空の世界である。だが、岬めぐりで台風4号に遭遇したときに通過した、大分県の別府湾に臨む杵築。おそらくは、北九州生まれという著者のイメージを大きく膨らませるのに役に立ったのは、この城下町と海ではなかったろうか。それと、去年の岬めぐりで行った豊後水道の関崎。ここにお城があるわけではないが、鯖雲ノ城はそれやこれやを総合した産物なのであろう。
 もっとも、こんなモデル探しは、時代考証にはこだわらないという著者にとっては、迷惑かも知れぬ。
 ついでにいうと、なにしろ江戸佃島沖から出帆して、豊後関前まで行くのだから当然といえばそうなのだが、三浦半島の雨崎、剱崎、伊豆半島の石廊崎から御前崎沖を通過して安乗へと、磐音とおこんさんも岬めぐりをしている。
 佐伯泰英著「居眠り磐音 江戸双紙」双葉文庫(1)『陽炎ノ辻』〜(23)『万両ノ雪』(2007/09/17読了)
☆この 「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズは、2016/01/04刊行の50・51巻をもって、無事完結した。
 これについてのまとめは、「1327 雄美岬・猿多岬再び=白鶴城下(豊後関前藩)佐伯泰英著『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ(双葉文庫)完結記念!」の項を参照。

◆言わせてもらうが「切絵図」をつけるアイデアは、ここが元祖でしょ(それにしても、文春文庫はひどいぞ!)
 なんと、その後このシリーズは、“識者”が書く書評などには取り上げられることもないが、隠れた大ベストセラーになってしまった。NHKも第一巻の題名のまま続編の「3」を土曜時代劇として放送中だが、30分の帯時代劇は、どうもしっくりこない。
 2008年1月には、手応えをつかんだ双葉文庫は『居眠り磐音江戸双紙読本』まで出した。こういうシリーズで『読本』、まで出るのは、『剣客商売』と『御宿かわせみ』あとなんだっけ(忘れた)…くらいのもんである。
 この『読本』を見て、「はは〜ん。編集部の人、このブログを読んで気がつきましたね」と秘かに思ったね。
 そう、江戸切絵図を大々的に入れ、カラーの折り込み地図までつけてしまった。
 その後も、2009年春の各社連合時代小説の新聞広告企画でも、この方式を踏襲している。
 切絵図とあわせて…というアイデアは、このでんでんむしの岬めぐりブログが先鞭をつけたというジマンをしたくて、あえて補記することにした。(池波正太郎には『江戸切絵図散歩』(新潮社 平成5)というのがあるが、これはあくまで「散歩」のほうに主眼があり、ちょっと主旨が違う。)
 というのも、これもでんでんむしのこれまで読者として感じていた不満があり、たとえばそれもこういう配慮を編集者がしてくれればいいのに、それをやる編集者がほとんどいないということをかねて思っていたからである。
 最近の例では、『剱岳 点の記』などでも、同じ不満があった。
 これなどは、山の中の地名がたくさん出てきて、それがどこにあるかがわからないと、面白みが半減する。それなのに、文芸書の編集者には、まったくそういうことがわかっていない。余計なことをすると作者に怒られるとでも思っているらしい。
 文春文庫の『剱岳 点の記』(新田次郎)にも、巻頭には剱岳周辺の略図が掲げてあるものの、拡大図がまったくその用をなしていない。ただ入れりゃいいんだろうというだけの投げやりなもので、本文に出てくる名前を探しても、肝心なのがほとんど載っていない。

 ただ、地図や解説図を入れることには、作家が反対する意向を明確に示す、といったケースの先例がある。同じ文春が、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を出すときに、作者は「これは小説だから…」と、地図などを巻末につけることに難色を示したという。しかし、日本海海戦の“丁字戦法”を、文字だけで理解させるのは不可能である。編集者側の説得でなんとかそのケースでは入れることになったが、そういうことがあると自然に「読者にわかりやすくしたい」という編集者の希望はあっても抑制されてしまう。
 尊敬する司馬遼太郎の言うことに異を立てるのもおこがましく、申し訳ないことながら、一読者としては「これは小説だから…」という理屈は納得し難い。
 実名を使い、有名な史実を題材にしている以上、そういう言い訳は根拠薄弱だと思う。
 また、得意のかんぐりを働かせると、この作品には司馬遼太郎自身に、「どううけとめられるか?」という危惧が、どこまでも消えなかったこともあったのだろう。そこで、あくまでも「小説」であることを強調し、明確にしておきたかったのではないだろうか。
 それは、この作品が降るような映画化・ドラマ化の依頼を受けながら、作者の遺志によって、これまで実現してこなかったことでも伺える。
 この秋から、NHKがこれを初めて映像化する許可を得たわけだが、でんでんむしの想像では、おそらくそれもきわめて「小説的」になることだろう。

 そういえば、文春文庫には、まだ文句がある。
 この際、ついでだからいうけど、宮城谷昌光『三国志』、一二巻が出てからもうかれこれ1年近くになろうかというのに、いっこうに三巻以降が出ない。まったく、読者をバカにしておるではないか。(怒)
 いつもいつも、書店の売り場を覗いては、まだ出ていないのかとガッカリさせられ続けているので、つい冷静さを欠いて感情的になってしまった。が、これは単行本のペースに合わせていたからだろうと、後で気がついた。この場合は、文庫にするスタートが早過ぎたというべきなのだろう。
 (2009/07/06 追記)

◆再び追記(「惜櫟荘」と「居眠り磐音」佐伯泰英氏)について
  2012年03月09日 記
  番外: このブログの“いちばん人気の項目と不人気の項目”は…(「惜櫟荘」と「居眠り磐音」佐伯泰英氏) [番外DB]

☆シリーズ完結しました!
 1327 雄美岬・猿多岬再び=白鶴城下(豊後関前藩)佐伯泰英著『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ(双葉文庫)完結記念! (2016/01)

タグ: 大分県
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中宮寺 薫

NHKで始まった「陽炎の辻」。1回目を見逃しましたが、それ以降は欠かさず見ております。事の成り行き上、文庫のほうにも手を伸ばし、8巻目(朔風ノ岸)まで購入して現在6巻目(雨降りノ山)……。

このシリーズを読んでいると、著者に「545万部」もの文章力があるか否か、ストーリー展開に無理はないか等々考えると、???の部分もありますが、そんなことよりも、坂崎磐音さんの清々しい生き方に触れると、次を読まずにはおれません。各巻の刷数を見ると、どれも同じ30~35刷前後。みんな1巻目を読んだら次々に嵌ってしまっている様子が思い浮かびます。

そして、次には地図で確かめたくなり、江戸の古地図を欲しくなり……と思って、ネットで「陽炎の辻」を調べていたところ、dendenmushiさんのページに行き着きました。なんと、古地図だけでなく、関前まで行っておられる人がいた……。
dendenmushiさんの岬めぐりに、思わぬ接点ができました。
by 中宮寺 薫 (2007-09-29 18:53) 

dendenmushi

@おはようございます。よく探してきていただきました。中宮寺さんもそうなんですか。
 売れてますよね、これ。双葉社にとっては、予想外のバカウケだったようで、巻の終わり頃になってやっと遅ればせに愛読者カードなどを入れ始めましたね。
 わたしの買ったのには、初版本もありますよ。
 NHKのドラマのほうは、あと2回くらいでおわりますが、話は6巻か8巻くらいまででしめくくるようです。この脚色は、かなり自由にやっていますね。
 ただひとつ、著者がテレビ化にあたってNHKにつけた注文は、関前藩での磐音が出奔に至る経過と原因は省略しないでくれ、ということだったのだそうですよ。
 まあ、確かに名作ではないかも知れないけれど、それと殺陣というか、剣法のところがほとんど情景が浮かばないのには困りましたが、人物にさわやかさはあるし、長屋の住人から将軍の世継ぎまで、幅広い世界と人間が錯綜するのがおもしろいと思います。
 それが同時に、中宮寺さんが感じられる「ストーリー展開の無理」に通じるものでもあるのでしょうが…。
 NHKのドラマの第一回は、端の上で磐音とおこんさんが出会うシーンから始まっていた(確か)のですが、この脚色もいま思えば、なかなかよかったのです。
 今後ともよろしく。
by dendenmushi (2007-09-30 10:25) 

中宮寺 薫

日曜日のきょう、雨の中を4冊 (『居眠り磐音 江戸双紙』)、買いに走りました。旭屋書店に行くと、棚にアキがあり、棚差しにされた本が斜めになっているものもありました。補充が間に合っていない様子が見えます。
「さてさて、どの巻を買えば良かったかな(1巻、抜けていることに気づいたので、慎重に)」と選んでいると、後からきた中年男性が無造作に4冊ほど棚からもっていきました。これは「売れている!」はずですね。買い間違い(重複買い)だけでも数十万部にのぼるかもしれません。

NHKの殺陣は残念ですね。映画の「たそがれ清兵衛」(真田広之・主演)では殺陣にこだわり、「従来のチャンバラ劇を排する」ところにも重点がありましたが、今回のNHKの殺陣はもう少し真剣味を出して欲しいですね(吉原の戦いは、まずまずだったと思いますが)。
もう少し読み進めてみようと思います。
by 中宮寺 薫 (2007-09-30 14:26) 

dendenmushi

@よくわからないけど殺陣はむずかしいのでしょうね。「たそがれ清兵衛」は確かにおっしゃるとおり、なかなか見ごたえがありましたね。
 それと、売れている佐伯さんと双葉者にあえていちゃもんをつけるとすれば、タイトルですね。
 『居眠り磐音』というシリーズタイトルは、ちょっと感心しません。
 『居眠り』の意味がまったく違っていてそぐわないうえに、同じ時代物の別の作家がすでに『居眠り』と冠した物書き同心を主人公にしたシリーズを出しているのですよ。これは避けるべきだったと思います。
by dendenmushi (2007-10-02 09:21) 

ゴローの飼い主

はじめまして。dendenmushiさんの岬めぐりに刺激され、私たち夫婦もはじめようかと思案しはじめているミドルエイジ入り口のものです。
 
ところで、私も居眠り磐音にはまって、
国地図を見て「雄美岬がないのはなぜ!?」
図書館で幕藩一覧の本を借りて「豊後関前藩がないのはなぜ!?」
記録に残る前に、白鶴城は取り壊し、
岬も名を変えられ関前藩は廃藩になった!?
それとも架空?

と、もやもやしてたのです

なので今日はこちらを拝見したおかげで架空のものだったと知ることが出来、本当に今日はぐっすり眠れそうです。

そのお礼に、というのもなんですが、もうご存知でしたらお失礼します、
181番の岬、「合磯」、なんて読むか、わかりましたでしょうか?
いわき市在住なので、読み方をお教えします。

「かっつぉ」です。
本当です。地元の通称ではなく。
私ははじめこれを聞いたとき「うそだろぉ~!」と思ったのですが、ホント。
今でも実は信じられません。

主人の実家がそのあたりで、私も数年いっしょに住んでいましたので
合磯、塩屋崎あたり沢山歩きました。
今でも犬を連れて遊びに行きます。

いわきの岬も紹介してくださってありがとうございます。
お蔭様で、改めて、自分はいいところに住んでいるんだなあ、と思うきっかけをもらいました。
でもやっぱり遠くへいきたいなあ。私も豊後の国、関湾にいきたいっ。

話はまた居眠り磐音に戻って、ちなみに私も「〇〇ノ〇」のタイトル、さっぱりで、同じ巻2冊かってしまったクチです。

(最初の豊後関前の地図は佐伯さんが犬と一緒に居る表紙の本にのってたのでしょうか?)

ということで、、今日は安心して眠ります。
by ゴローの飼い主 (2007-12-08 20:53) 

dendenmushi

@ゴローの飼い主さん、コメントありがとうございます。そうなんですか。居眠り磐音ファンですか。しかも、やっぱり同じ本を2冊買ってしまったクチとは。中宮寺さんがいわれるとおりかもしれませんね。

 関前藩も二つの岬も、創作の産物で実際には存在しませんが、ちょっと書いたように大分県の杵築や関崎あたりの地形や風光をヒントにされていることは、明白といってよいでしょうね。実地に行ってみると、それがよくわかります。
 この絵地図は、『鯖雲ノ城』、番号が小さすぎてよくわかりませんが、注意してみていただくと本の背の上にある橙色の丸の中に「19-21」と書かれている21巻の冒頭に載っているものです。
 犬はいませんが佐伯さんの写真が帶に入っている本です。
 いわきにお住まいとか。
 「が」と書いていたのですが、「合磯」は「かっつぉ」と濁らないのが正しいのですか。
 ついでに、お願いをしてよろしいでしょうか?

 実は、いわきでは、いわき市泉町のサンマリーナの小名浜港側のところに、地図で見ると「八崎」と書いてあるんですね。
 結局そこが岬なのかどうか確かめることができなかったのですが、今度犬を連れて遊びに行かれるときに、ちょっと写真など撮っておいてくださると、たいへんありがたいのです。
 
 まあ、勝手な一方的お願いですので、無視していただいても、まったくかまいません。

 「岬めぐり」いいですよぉ。是非。
 車で回る分には、でんでんむしのような苦労をしなくてすむので、もっと簡単かもしれませんしね。
by dendenmushi (2007-12-10 07:30) 

ゴローの飼い主

「八崎」ですね。オッケー、勿論行きます。
こうやってミッションをいただいたおかげで
わたしたち夫婦も「岬めぐり」への第1歩を踏み切れます。
あと2週間仕事がんばったら年末年始、お休みだ、ということで
写真もとってきますからね~。
ちょっとまっててくださいね。

合磯はやはり「かっつぉ」と呼ばれています、
じいちゃん(義父)に電話で確認しましたら間違いないといってましたが・・・
地元の人はみんな「かっつぉ」と言ってます。
駅から合磯へのバス停は「沼の内弁財天」「切り通し」など
時代小説に出てくるような地名が残っているので好きです。

居眠り磐音、1ヶ月ほど前から読み始めて
ただいま15巻を読んでいます。
2冊買ってしまった15巻、あした本屋に返品にいって
そのまま16~19ぐらいまで買ってくる予定。

本当に、中宮寺さんのいうとおり、
重複買いの我々が550万部突破におおいに貢献している気がする。

豊後関前の地図が載ってる「鯖雲ノ〇」(〇の部分、失念)
思わず買ってしまいました。

江戸の地図もほしいなあ~、と思っています。
深川、両国はぜんぜん不案内で、イメージ浮かばないのが残念!
唯一、わかるのが吉原。
おっと、誤解しないでくださいよ。

専門学生時代、自分が東京に住んでいたのがもう14年前。
「写真」の授業の自由課題で遊郭の面影をさがして、
吉原をうろうろしてたことがありました。

名前だけ残っている交差点「吉原大門」があって、
見返り柳、遊郭からシャバが見えないように曲げられたSの字の入り口、
松葉屋のおばさんが演じる花魁、
そんなところしか遊里吉原の面影がなかったけど、
碁盤の目に走る通りはそのままで、
昔からあるタバコ屋さんに花魁道中用の下駄をみせてもらって、
奈緒の花魁道中とかすかな記憶を照らし合わせることが出来ます。

雄美岬は、1巻から順に読んでいる私にとっては
磐音と奈緒が最後に一緒に遊びに行く岬として
思いを馳せるものが強いですね。
杵築と関湾、ぜひ行きたいです。

愛媛出身の友達に豊後水道のことを聞いたら
「佐田岬から豊後水道がのぞめます。
そこから見る夕日が絶景です。
いつか一緒に行きたいですね」
といっていました。
佐田岬も行きたいので、
やっぱり岬めぐり、私もトライしたいかも。
by ゴローの飼い主 (2007-12-13 22:33) 

dendenmushi

@よろしくお願いします、ゴローの飼い主さん。八崎がどんなところかわかれば、それでいいので…。
 江戸切り絵図も、最近ではいろいろな本が出ているので、探せば手頃なのがありますよ。
 吉原もいまではその面影はないようですが、地元も改めて歴史的な意味での検証を含めて町おこしイメージチェンジを図ろうとしているようです。
 佐田岬と関崎は、ほんとうにすぐそこに見えているのです。でんでんむしの岬めぐりでは、029と037という比較的若い番号で取りあげています。
 しかし、それで探せるでしょうか?
 それがこのSo-netブログの欠陥だと、アンケートに書いて出したのに。なかなか改善されません。
 「でんでんむしの岬めぐり地図帳」のほうから入って、九州と四国の間へんをクリックしていくと、見えてくるのですがねえ。
by dendenmushi (2007-12-15 08:36) 

ゴローの飼い主

あけましておめでとうございます。
ご無沙汰しております。小寒の日に、
「八崎」らしきところに行ってまいりました。

私の地図では八崎はのっていないのですが
いわきサンマリーナの小名浜港寄りにとても岬と呼べる風情ではないのですが、場所的・地形的に「ここかな?」と思う部分は、あります。

石油会社の敷地になっているところと、お花見ができる小さな林、
それから個人の私有地という感じたたずまいでした。
鳥居があったので「お、八崎の神社か?」と思ったら
その個人宅の外神様でした。
だれも岬であることは気がつかない、そんな感じの場所でした。


お花見ができる小さな林では、照島(サンマリーナと小名浜スプリングスホテルの間にある外海に浮かぶ小さな島)の夕映えを撮影しようと
スタンバイしている人がおりました。
その人に「ここって八崎ですか」と聞いたら、わからないと言っていました。

でも久しぶりの海で、子供たちも波と戯れ、楽しみました。
海っていいですね。理屈ぬきでいいです。でんでんむしさんは沼津に行かれたようですね?
佐田岬の様子を、と思い、「でんでんむしの岬めぐり地図帳」のほうから入って、九州と四国の間へんをクリックしてみたのですが・・・うまく見れなかった、残念。

話は居眠り磐音にかわります。今やっと23巻に入りました。今月半ばには24巻と磐音読本が江戸の地図つきで出版されるそうですね。親切に、地下鉄の駅まで記入されて。楽しみ。

ではでは、写真をどーやって送るかわからないし、なんせ八崎の写真ってはっきりもいえないので、様子だけお伝えいたしました。
by ゴローの飼い主 (2008-01-09 20:54) 

dendenmushi

@ゴローの飼い主さん、八崎はサンマリーナのとこ、そこです。まちがいないでしょう。
 では、写真はでんでんむし宛てにメールで添付してみてくださいますか?
「@dendenmushi.com」で、@の前に「d」の一文字を入れてください。それがアドレスです。(こんなややこしい書き方をしてみるのは、ロボットでアドレスを収集して悪用されるのを防ぐためですが、どーだろ?)
 
by dendenmushi (2008-01-11 08:16) 

dendenmushi

@そうそう、関崎と佐田岬ですが、「地図帳」は確かに操作性が良くないのですが、しつこく別府湾の付近をダブルクリックしていくと、出てきます。
 杵築もいっしょに…。
 念のため、カレンダーから見ることもできます。
関崎は、2006-11-13。
佐田岬は、2006-11-23。
 それぞれ、日付をダブルクリックしてください。
 使わせてもらっていて文句を言うのもなんですが、このSo-netのブログの欠陥は、過去ログが見にくいことです。
 いや、使っているからこそ言える文句で、それを受け止めて改善すべきですよね。
by dendenmushi (2008-01-11 08:25) 

dendenmushi

@双葉文庫が、元日の朝日新聞に広告していたのを見ましたか?
 なんと、1月中旬に予定されている「居眠り磐音」シリーズ新刊と同時にでる別刊には、江戸の地図が折り込み付録でつくそうですよ。広告にも、オリジナル江戸両国付近の切り絵図が、大きくあしらわれていました。
 双葉文庫のヒト。きっとこのブログを見て気がついたんだと、でんでんむしはひそかに思っていますけど…ネ!
by dendenmushi (2008-01-11 08:34) 

ゴローの飼い主

最近は静岡の岬めぐりをなさったようですね。写真、1月のなんですよね、、なんかこっち(東北)より、暖かそうな気がする。

さて、お待たせしました、八崎の写真、さきほど送りました。写真を送るに際して、圧縮されてなかったし、
2通のメールに重複して添付してしまったものもあったし、
PCの扱いは万年ビギナーなのでホントすみません。

それと、元日の朝日ではなかったけど、新聞広告で「居眠り磐音シリーズ」の広告、しかも両国付近の切り絵図つき、見ましたよ、切り抜きましたよ(笑)。もちろん、江戸の地図がついている別刊も。
地図ならでんでんむしさんの方が先手でしたね(拍手!)。
それと、カレンダーのほうから関崎と佐田岬も拝見できました。
こっちからは、すんなりでした。
見せていただきましたー、豊後水道。

いやー、本当にすごいー。文字通り日本全国、津々浦々旅している方って
いそうでいない・・・でも、ここにおられるんですね。

佐賀湾は大分県になる、というのが、なんかすごく
なじみないです。

私も時代小説に嵌る、それ以前に自分が時代小説を読むなんて思ってなかったんですよ。
・・人生何があるかわかりませんね。

それではまた!
by ゴローの飼い主 (2008-01-17 16:35) 

dendenmushi

@ゴローの飼い主さん、さっそく新項目に投稿として八崎を加えました。ありがとう!
 佐伯さんは、北九州の生まれなので、豊後水道などもイメージしやすかったのでしょうね。佐伯市が関前藩の場所だと思っている人も多いらしいですが、それは関係ないんだと、本人が否定してましたね。別巻で。
by dendenmushi (2008-01-19 08:49) 

ゴローの飼い主

dendenmushiさん、ご無沙汰しておりました。福島県いわき市の「ゴローの飼い主」です。こちらに訪れていたのは2008年だったのですね~ きょう片付けをしていたら子どもたちが八崎であそんでいたものが出てきて「あ!なつかしい」と思いコメントしております。
ご存じかと思いますが、3.11の津波で八崎のあたりは壊滅的、合磯のあたり、豊間海岸ちかくの主人の実感も被害を受けました。塩屋崎灯台のある薄磯はほぼ全滅・・・辛いことでした。 福島第一原発から43キロしか離れていないところでありながら放射線の被害が少なく、私たちは元気にいわきで暮らしております。昨年、飼い犬のゴローが亡くなりましたが、このネーミングは永久欠番ということで。岬めぐりを続けて下さっていて、嬉しいです。dendenmushiさんもお元気で。
by ゴローの飼い主 (2013-01-17 14:32) 

dendenmushi


いやー、気にしておりました。
いわきも随分被害を受けたと、知り合いから聞いておりましたので…。
ゴローの飼い主 さん、うれしいコメントありがとうございました。とにかくご無事でなにより。被災の半年くらい前に、宮城県牡鹿半島周辺をめぐっていたところだったので、そこであった人たちは、無事だったろうかと、いつも気になっていたのです。
コメントをいただいて、わたしも気がかりがひとつ消えました。
「ゴロー」くんは、大往生でしたか。

居眠り磐音シリーズは、ついに42巻ですね!
by dendenmushi (2013-01-19 11:12) 

moto

でんでんむしさん
お久しぶりです。
私も居眠り磐音シリーズにはまって、今12巻目ですけれど面白すぎて止まりません。でんでんむしさんの解説ブログをたまたまみつけ、面白いですし、うわーと懐かしくなりました。嬉しいです。先々週、鎌倉アルプスを歩こうと、北鎌倉の建長寺からスタートしたのですけれど、そこが磐音シリーズにも登場して、おおーってなりました。
最近は、ブログで漫画エッセイを書いてます。
「今日もぽれぽれ」
その中でも、江戸シリーズも描いたら、はてな編集部に取り上げて頂きました(^^)
http://poremoto.hatenablog.com/entry/2016/06/05/234901
もし、良かったらのぞいてください。
by moto (2017-06-27 23:59) 

dendenmushi

@motoさん、ほんとうにおひさしぶり。ぽれぽれブログもご健在のようで、なによりです。
想像力がたくましいのもつらい…というのは、確かにありますけどね。
でも、でんでんむしなどは、それを最大限活かして、想像と妄想とあとなんやらかんやらでブログを続けているようなものです。しばらくお休みしていましたが、そろりと復活しますかね。
by dendenmushi (2017-07-13 06:23) 

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