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601 捻松崎=舞鶴市字長浜(京都府)昔も今も軍港で海軍の基地だった舞鶴の湾内 [岬めぐり]

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 丹後街道27号線と分かれて、細い峠道を上って下ると,道の正面に見えてきたのが,捻松崎。ねじれ松でもあったのか。それとも、この岬が峠の北側に飛び出して、舞鶴港を東西に分けている余部や長浜の出っ張りから、さらにねじるように、盆栽の松のように、ということなのか。
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 そう思ってみれば確かに、高い山もないのに、ここだけ飴の棒でも捻じったように伸びていて、この本体の松の出っ張りの半分を占めている、自衛隊の補給基地の一部になっている。
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 中学生になっていちばん好きだった授業は「職業家庭」という時間だった。今ではどういう科目に当たるのかわからないが、おそらく昭和20年代の終わり頃だからこそ、まだあり得た科目であろう。それも時間割では週に1コマしかない、どうでもいいような科目だったのだが、その担任の先生がおもしろかった。でんでんむしにとっては、すばらしい先生で、“忘れ得ぬ人々”というのであれば、いちばんにあげなければならない、まことに忘れられない人であった。その先生は、河野先生といった…。
 こんなふうに書くと、「おっ、『ある編集者の追想』中学校編の始まりですかな」と思うかも(…まさかそんな人はいないか…)しれないが、ここはまだ舞鶴の岬めぐり。それで思い出すのが、この「職業家庭」の時間と東郷平八郎のことなのである。
 いったい、どういう関係があるというのか。
 河野先生は、教科書などはまったく使わない。ただ、時間いっぱい独演会をやるのだが、テーマは毎回、先生が勝手に決める。そのなかで、いちばんおもしろくて、夢中で聞いた話が、東郷平八郎が率いた連合艦隊と、バルチック艦隊が対馬沖であいまみえる日本海海戦の話だった。
 なにしろ、日露戦争の話など、聞いたことがなかった。司馬遼太郎が出てくるずっと前のことで、秋山真之の説明があったかどうかは記憶にない。丁字形戦法の図を、黒板いっぱいに描きながらの熱弁は一回で終わらず、次の週に続編があったほどだった。
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 だから、『坂の上の雲』を産経新聞の連載で見たとき、いいところに目をつけたものだ、と思った。この連載が始まったのが1968(昭和43)年は、ちょうどでんでんむしが東京にきた頃で、東郷さんが登場する頃に神奈川県の逗子市に縁ができて住むようになり、市内をものめずらしげに歩いていて「東郷橋」というのがあるのを発見した。逗子海岸の近くに、東郷さんの別荘があり、凱旋将軍を迎えた逗子では提灯行列や祝賀会があり、そのときにその橋の名前がついたのだ。
 その小説にも詳しいが、東郷が山本権兵衛によって連合艦隊司令長官に抜擢されるその前までいたのがここ舞鶴だった。舞鶴は、対露戦略の拠点として、1901(明治34)年には舞鶴鎮守府が新設され、その初代司令長官が東郷中将だったのである。
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 そうして、軍港整備が進められた舞鶴は、まさに日本でも有数な海軍基地へと変貌していく。今に残る赤レンガの建物や倉庫なども、軍事基地の遺産なのである。鎮守府があった付近には市役所が建っているが、街の通りにも連合艦隊の軍艦の名前がつけられているのには、ちょっとびっくりする。
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 舞鶴の市街は南北の通りには「条」がつけられているが、東西の大通りが三笠、初瀬、朝日、敷島、八島、富士といった具合に続いているのだ。現在でも、その旧海軍の跡地の多くを自衛隊が引き継いでいるので、軍港舞鶴の歴史は、ほとんど切れ目なく引き継がれている。
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 道路脇にある自衛隊の埠頭には、名前も種類もわからない軍艦が横付けされている。
 このルートを通ったのは、おおい町の若狭本郷から東舞鶴までやってきた、その日の夕方のことである。ここでは東から順に岬を追っているので、訪問日付は前後している。

▼国土地理院 「地理院地図」
35度28分50.45秒 135度20分30.48秒
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dendenmushi.gif近畿地方(2010/06/06 訪問)

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タグ:京都府
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