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613 チゴキ崎=山本郡八峰町八森字チコキ(秋田県)能がなくても五能線 [岬めぐり]

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 チゴキ崎は、秋田県では男鹿半島を除いては数少ない、貴重な岬のひとつである。岩館で降りることもいくつも案を検討してみたが、どう考えてもダメなのだ。
 「リゾートしらかみ」に乗ったが最後、終点まで行くか、途中で降りたが最後、そこに泊まるか夕方まで待って次の便に乗るかしかない。まことに能がない五能線なのだ。
 五能線が人々の注目を集めるようになるのは、水森かおりの歌が出た2005(平成17)年以前からのことだったように思う。秋田新幹線の開業に伴って、1997(平成9)年に登場し、おじさんおばさんにも大人気の「リゾートしらかみ」は、それまであった観光列車を継承したものだった。
 秋田駅で「こまち」から接続して海岸線を北上するが、能代までは奥羽本線を走り、能代から五能線になる。今回乗ったのは、橅(ブナ)編成の「快速リゾートしらかみ3号」だった。
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 観光列車らしく窓が広くとってある。座席部分が段差で高くなっているのも、視点を高くするためなのか。でも、これはないほうがよい。
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 途中の沿線でもいろいろなイベントが用意されている。たとえば、秋田駅を出て、八郎潟の干拓地の遙か向うに男鹿の山と寒風山を見送って到着した能代駅のホームには、バスケットボールのかご?(あれなんていうんだっけ)がある。そこでシュートにトライした乗客には記念品をくれると、アナウンスがあった。そういうのも、観光列車の楽しみ方のひとつのかたちには違いない。
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 同じく前回五能線に乗ったときの千畳敷では、10分間くらい停車してその間に、乗客が岩の海岸に降りて景色を楽しむこともできる、そのことは、018 大戸瀬崎の項でもふれていたとおりである。また、車内で津軽三味線のミニライブをやるとかいったアイデアも、青森ではあると聞いていた。
 それも悪くはないが、でんでんむしはそうしたことだけで事足れりとするJRの考え方は、どこかおかしいと考えている。羽越線の「きらきらうえつ」でも同じだが、「リゾートしらかみ」の基本的考え方は、いわば観光客の一元管理であり、通過させるための道中に、ちょこっとイベントをくっつけたに過ぎない。
 ほんとうの観光は、小さな駅にも降りて、また次の列車に乗って、また別の駅で降りて…ということができなければ、意味がない。それができなければ、その地域にふれあうこともできないし、行ったということもできない。
 願わくば、今回も八森で降りてハタハタなど食してみたり、十二湖で降りてもう一度ブナの森のはしっこでも歩いてみたいとも思った。
 ところが、五能線のダイヤ編成と「リゾートしらかみ」は、それを許さないのである。
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 車窓から眺めるしかないのだが、これがまたなかなかうまくない。五能線は海岸線を走る路線で、車窓からの景色が売りのはずなのではあるが、岬めぐりに配慮しているわけではない。
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 ちょうど、列車が岩館をでてしばらくすると前方に見えてくるはずだったのが、意外に障害物が多くて、結局それらしいところは一枚しか撮れなかった。岬のところには灯台もあると、駅の名所案内にもチゴキ崎のことはいちばんに紹介してあったが、灯台もさっぱり見えなかった。岬を過ぎるときには山の蔭で、過ぎた後はもう振り返っても見ることはできなかった。
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 岩館の手前には、「あきた白神」という駅もある。1997(平成9)年開業のこの駅は、その名前からして、どうやら白神山地が注目されるようになって、青森県ばかりにスポットが当るので、“白神山地には秋田県もあるんだ”とアピールしたいようだ。
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 一時期は、利用客の少ない駅にノミネートされていたが、ここ数年は“ウナギ上り(ハタハタ飛び?)”に増えていて、昨年2009年度の乗車人員は“1日平均で33人”を記録したという。

▼国土地理院 「地理院地図」
40度24分49.23秒 139度56分50.75秒
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dendenmushi.gif東北地方(2010/06/29 訪問)

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タグ:秋田県
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