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640 寄磯崎=石巻市寄磯浜(宮城県)金華山まで眺めて「しまなぎ」で折り返し女川へ戻ると [岬めぐり]

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 江島航路も、もう一回くらい乗ってみれば、どこをどう走ったのかもわかるかも知れないが、一度きりではそれもかなりあやふやである。江島の港は北西に向いているので、船は平島や二股島の北を走っていたに違いない。つまりは、寄磯崎もはっきりとそれとわかるのは、二股島と早崎の間を通るわずかな間だけ、なのである。
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 それも、小島をともなった岬が遠くにかろうじて視認できるという程度でしかない。似たような出っ張りが重なる、奥のほうが寄磯崎と名が付いている場所である。
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 そのさらに遠く、影になっていてはっきりと見ることはできないところには、牡鹿半島の東海岸ではいちばん南の厚井崎があるはずである。
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 そしてまた、正面に浮かぶ円錐形の島が金華山。ここでは山の名前と島の名前が完全に一体化して使われているので、“金華山島”とはいわない。
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 ここもまた道なき島の北海岸には、仁王崎、小函崎、大函崎という岬があるのだが、連絡船も遊覧船もない。ただ、女川から金華山へ行く航路なら、少しは近寄れただろう。ここからでは、ほぼ正面の出っ張りがあるはずの仁王崎もわからないし、あまぎれもないのは東の端が大函崎にあたるということくらいだ。
 「しまなぎ」は、そんなでんでんむしの未練にはおかまいなしに、江島の港を出ると真っすぐに一目散に女川港に帰って行く。
 2005(平成17)年までは出島航路が丸中金華山汽船、江島航路のほうは江島汽船という別々の会社の船が運航されていた。ところが、出島航路から丸中金華山汽船が撤退したため、両航路運航を存続させるために第三セクターの運営会社をつくった。それが、町と二つの島がそれぞれ出資してできた“シーパル女川汽船”という新会社であった。
 生活航路だから、よけいなことはいらない。まして、石巻市のことなど、関係ないのである。だから、女川町の観光ページに、出島・江島航路の案内はあっても、金華山航路についてはまるでふれていなかったのだろう。
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 「シーパルちゃん」という女川の共通ゆるキャラもついた「しまなぎ」は、女川の岸壁に着いて見ると割と大きい。船の大きさはトン数で聞いてもなかなか実感がともなわないが、この“70総トン型軽合金製貨客船”は、2006(平成18)年に完成就航している。
 ふと、興味が湧いたので、この船について調べてみたら、これをつくったのは墨田川造船株式会社(“隅田川造船”としている情報もあったが、これは間違い)という造船所であった。どこにあるかというと、東京の江東区塩見である。TDLという千葉の遊園地に東京からJR京葉線で行くとき、トンネルを出てすぐの駅が潮見駅なのだが、そのすぐそばである。運河沿いに6台もの船台を持つなかなか立派な造船所のようである。
 その建造実績を見ると、これがまた興味深い。隅田川でいつも眺めている水上バスや各地の遊覧船に加えて、海上保安庁の巡視艇などがズラリとリストに並んでいる。
 わけもなく、たのもしく思えたのはこのご時世だからというわけでもあるまい(尖閣諸島の担当の巡視船の名は見当たらなかった)。大田区の中小工場がもっている技術に、陽があたるような喜びに共通するなにかがあった。
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 女川に着いて、牡蛎ひびが並ぶ万石浦の北を回って石巻へ戻る。女川駅はまた二日後にも来ることになるのだが、その改札口を入ると目の前の階段にこんなものが飛び込んできた。
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 視線の高さよりも上に引かれたその青い線は、過ぎてしまえば忘れるということを繰り返しているわれわれへの警告であることを強調するように、太く帯になっていた。

▼国土地理院 「地理院地図」
38度23分22.28秒 141度32分21.60秒
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dendenmushi.gif東北地方(2010/09/19 訪問)

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タグ:宮城県
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