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651 韮崎=石巻市渡波(宮城県)建造にも復元にもびっくりのサン・ファン・バウティスタ号 [岬めぐり]

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 韮崎という岬は、海岸にピョコンと飛び出た小さな岩場に過ぎない。その岩は、厚い板を重ねて斜めにして押しつぶしたようになっている。こういうふうに、岩が斜めの層になっているのは、日本の海岸にほぼ共通して見られる現象である。
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 昔からの尻切れとんぼの興味で、それがどうしてできたのか、知りたいと思って、若い頃に専門書を買って読んだことがある。そのとき、漠然とわかったのは、「地向斜」という専門用語が、その風景と関係があるらしいことであった。しかし、専門書というものは、どうも真実を大衆に知らせることを渋っているのではないか、というような書き方をしているので、なかなか“群盲触象”の域出ることがなかった。
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 最近読んだ本でわかったところでは、日本列島の生成に関わるその説は、今や時代遅れになっているらしい。それに代わる新しい学説では、「付加体」というものが主役になっている。このことについては、すでに高知県の岬めぐりの何項目か(518527)でふれているので、繰り返さない。
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 だが、この韮崎の岩の形やたたずまいを眺めていると、生命が誕生するはるか以前の古の地球の活動が、なんとなしに偲ばれる。その岩のすぐ隣が砂浜なのは、それはまた別の時代の別の要素が加わってきたからである。ありふれた景色も、そのように考えてみれば、これまた46億年の鼓動を伝えようとしているものであろうという厳粛さと、同時に心が楽しく浮き立つような気にもさせてくれる。
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 万石浦への入り口付近が渡波港という港になっていて、その南端の堤防のすぐ外側にある韮崎は、もともと小さな岬が道路で削り取られたようになっていて、その山側は、岬の板状の岩と同じような表面を見せているが、岩の層の方向は一致しているように見える。日本列島のかなりの部分は、付加体によるものだというが、そういう情報はもっと広く、親切に説明されることも必要なのだろう。
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 防波堤の内側には、弁天島というまんじゅうのような島があって、これが岸壁に取り込まれている。この付近の谷には佐須という漁業基地になった集落がちんまりとあって、岸壁には網が干してあったり、カキ養殖用のホタテの貝殻が積み上げてあったりする。
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 その北に位置する高台には、サン・ファンパークというテーマパークができている。これが、支倉常長の慶長使節船のサン・ファン・バウティスタ号を復元して展示しているミュージアムなのである。(641 大室崎の項参照)
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 この船を、スペイン人などの指導を受けながらとはいえ、当時の日本人が造船に必要な材木すべてを仙台藩領から切り出して、つくりあげたということに、まず驚くのである。これは、なにも伊達政宗の隠密独断専行というわけではなく、その建造にあたっては、幕府の公認で御船手奉行の協力を得た事業だった。
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 次に驚くのは、これを15億円もかけて復元した、ということである。復元船ができたのは、平成5(1993)年のことだというが、そのうち三分の一は、宮城県民の募金によると聞いた。それもまた大変な努力と情熱がなければできることではない。
 ただ、なにごとによらず、昨今では異論というのが出ないことがない世の中。これについても、いくら資料を参考にし16・17世紀のヨーロッパの船型等を解析したたとはいえ、元の設計図も残っていないのに復元するのは意味も根拠もないという批判もあったらしい。
 また、当初は出港地の月浦が建造地とされていたようで、そういう情報も一部に残っているようだ。しかし、これについても、月浦では喫水線の深いガレオン船をつくることができるわけがないという批判もあって、現在では建造地は雄勝町(後の項目で出てくる予定)ということに落ち着いているらしい。
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 帰りのバスが、旧北上川河口の橋を渡るとき、向かい側に大きな鉄材を吊り下げたままのクレーンを載せたトラックが止まっていた。こんな橋の上で、何事だろう。しかしながら、人間は実にいろんなことをやるもの、できるものではある。

ここ数日、So-netのアクセスカウンターが変調で、2日間データが空白だったり、0時から3時までがアクセス0になっていたり、かと思うと2日分の合計で示されたりしていた。ひきこもりブログを実践している身としては、自身のアクセス数を増やす努力は最初から放棄している。したがって、そんなことは本来どうでもいいのだが、付加体と同じく、どういうしくみになっているのか、は知りたい。そう思ってヤジウマ的な興味で眺めているのだが、最近、So-netの公表しているランキングについて、あることに気がついた。これはおかしい?!
 それについては、もう少しよく観察したうえで、近いうちに「ブログ」カテゴリ(このカテゴリ分けも変だ)に書き込むことにしよう。
 そんなこんなを考えていて、一日様子見をしていたので、市松模様が崩れてしまった。

▼国土地理院 「地理院地図」
38度24分6.11秒 141度22分7.02秒
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dendenmushi.gif東北地方(2010/09/20 訪問)

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タグ:宮城県
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