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704 ジュウボウ岬=古宇郡神恵内村大字珊内村(北海道)人の世界からは遠い秘境は海の賽の河原 [岬めぐり]

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 岬の多くは、連続して次々に現われるトンネルによってその姿も定かに見極められない積丹半島西岸では、もうそれが当然のお約束のようになっている。ジュウボウ岬もまた、2キロ以上はあろうかという西の河原トンネルをくぐっているうちに通り過ぎてしまう岬だが、南の川白岬のほうから229号線を北上するときには、長い海岸線沿いに走るので、どうにかその一部を伺うことができる。
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 川白岬を過ぎると、すぐに窓岩トンネルという短いトンネルがあり、そこを抜けると2.5キロほどの海沿いの道が続く。この付近ではめずらしくトンネルのない道は、北海道の名物かもしれないライダーも、ホッと一息つける場所であろう。
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 その道路の両脇には、街路灯ではなく、下向き矢印の標識が並んでいる。これは、なにもここに限ったことではないが、冬の積雪期への備えであって、冬のドライバーにこの矢印の間に道があることを知らせるためのものだ。
 この標識をみて、改めて冬の積丹半島の海岸線を想像してみる。西の河原も、冬はいっそうその人の世界から遠い荒涼さに輪をかけて、さぞやすさまじい景色になるのであろう。
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 トンネルの名になっている窓岩とは、その海岸線の中間に浮かぶ岩島の名である。バットマンのマスクを脱ぎ捨てたような島の、中央部に窓が開いている岩の島は、神恵内村のシンボルとして村のホームページを飾っている。
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 窓岩とほとんど一緒に、その向うにやはり岩の島が見えているが、それがジュウボウ岬の先端を形成している。その岩の島は、砂洲でつながっているので、地図でみると、ジュンサイのような形をしている。
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 道もないので、ここへ行くには船でもチャーターしないと行けないのだが、最果ての荒涼とした景観があるという。
「西の河原」は「賽の河原」なのであろう。
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 海の難所で難破船も多いので、その残骸が打ち上げられ、遭難者の霊を祀ることがかなり昔から行なわれてきたので地蔵堂まであるのだという。そんなことから海の恐山のようなとこかしらんと、勝手な想像をしてみるのだが、その風景を見ることができる人は少ないはずであろう。
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 そう思ったのだが、ここを通る中央バスの時刻表のページには、

 ※西の河原を散策する場合、バス停は「レストハウス西の河原」ではなく「西の河原」をご利用になったほうが便利です。
料金:岩内⇔神威岬 1470円

とあった。西の河原をバスで訪れて散策しようという人も、そうマレではないらしい。バスの便は、日に2本しかないが、午前の遅めと午後の早めなので、これを逃さずうまく使えば、1日がかりで行けないことはないらしい。

 西の河原トンネルの入口は、大きな岩盤をくりぬいたようで、ちょっと変わっている。
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 このトンネルを抜けると、またすぐ大天狗トンネルとその絶壁が迫ってくる。岬の北側を振り返ってみる。
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 地図を見ても写真を一見しても、ここにも道はないように見えるが、ウイキペディアによると、二つのトンネルの間に駐車場ができていて、そこから岬まで「徒歩20分」とあり、さらに、
 
 注:1996年、遊歩道が整備されたが、2001年より草刈がされず通行止めになっている。海岸線沿いに歩くことができる。マムシ、クマ、高波に注意。
 
と、通れるのか通れないのか、どっちだかよくわからない注記が書いてあった。
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 この付近には人家も集落もなく、“マムシ、クマ、高波に注意”したとしても、なかなかの秘境というほかない。

▼国土地理院 「地理院地図」
43度15分34.32秒 140度19分44.06秒
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dendenmushi.gif北海道地方(2011/07/17 訪問)

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コメント 3

ぱぱくま

西の河原トンネルの壁の向こう側・・確かに気になりますね!
どんな光景が広がってるのでしょう・・
by ぱぱくま (2011-10-10 13:27) 

ナツパパ

名前を聞くだけで、素敵なところなのかなあ、と想像してしまいます。
白い砂浜が広がっているのかもしれませんね。
by ナツパパ (2011-10-10 17:39) 

dendenmushi

@ぱぱくまさん、ナツパパさん。名前だけでなく、実際にかなり古くから「霊場」であったらしいですね。石積みの塔などもあったりするらしいので、なんとなく「海の恐山」と書いてしまいましたが…。
クマもマムシも高波も心配ないときに、歩いてみたい気はしますね。
by dendenmushi (2011-10-12 08:05) 

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