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727 加佐ノ岬(鳥井崎)=加賀市橋立町(石川県)「キャン・バス」でめぐる加賀海岸の岬のその第一は [岬めぐり]

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 石川県では能登半島以外の岬は、加賀市だけである。長い日本海沿岸の途中で、福井県との県境、大聖寺川と吉崎御坊のある北潟湖の海岸から北東へ4キロ続く浜が、突然思い出したように断崖と岩磯の海岸に変わる。
 加賀市片野町、黒崎町、橋立町、そして美岬町と続く海岸だけが、この付近ではめずらしくごつごつと出っ張っている。
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 その出っ張りの北端になる加佐ノ岬へは、最初、JR大聖寺駅が最寄りだろうとルートを調べてみると、JR加賀温泉駅のほうが交通の起点であることがわかった。
 大聖寺は加賀藩の支藩があったところで、山と川に挟まれた小さな盆地の古い城下町のつくりになっているので、駅周辺も過密。これに対して加賀温泉駅のほうは、周辺の山代・山中・片山津といった温泉地への中継地として、新しい駅ができており、駅の周りにも余裕がある。
 そこから「キャン・バス」という循環バスが運行していて、これが地域の足を兼ねているらしい。このバスは加賀市と商工会議所、観光協会、バス会社、旅館組合、各観光施設の関係者が集って設立した、“株式会社まちづくり加賀”が運営している。もう10年以上経つので、どうやら定着しているようだ。
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 片山津温泉を経由する海まわりコースと、山代温泉を回る山回りコースがあり、それぞれ一時間に1本程度で循環していて、大人1日券(1000円)、大人2日券(1200円=これは温泉の宿泊客を考えたいい設定)で、乗り降り自由。乗り放題、降り放題である。芭蕉でも知られる那谷寺へも、山回りコースでは行けるらしい。
 加賀温泉駅前の商業施設から出発した海回りコースのバスは、石川県九谷焼美術館、深田久弥山の文化館、月うさぎの里、鴨池観察館、加賀フルーツランド、日本元気劇場、北前船主屋敷蔵六園…といった停留所を辿りながら、白山連峰を遠く望みつつ日本海沿岸へ向かう。バスにはガイドさんが添乗していて、施設などの説明もしてくれる。一周りするには、80分くらいかかる。
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 加佐ノ岬に行きたいのだがどこで降りたらいいかと聞くと、「北前船の里資料館」というバス停で降りるのがよいと教えてくれた。
 駅からいっしょに乗った女性4人組のグループは、そのガイドさんが聞き出したところでは姉妹だとのことで、大聖寺駅前を過ぎ、「月うさぎの里」で降りていった。その後は、途中から乗ってくる人もなく、港に近い郵便局の角で降りると、バスは乗客ゼロのまま港のほうへ曲がって行った。
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 まあ、平日の昼間、前金で1000円ないし1200円取っているのだし、降りた客もまた次の便に乗るのだから、かまわないのだ。
 これは、地方交通をいかに確保するか、観光客向けの足を考えるとき、なかなかいいシステムのように思えた。もちろん、住民の場合、いつも1000円払う必要はなく、それ用には回数券があるらしい。
 深田久弥も中谷宇吉郎も(どちらもここの出身で見学施設がある)、それなりに興味がないことはない。北前船資料館にも寄ってもよかったのだが、たまたまこの日は休館というところも多かった。だが、休館でなくとも、岬めぐりに特化しているでんでんむしの場合、できるだけ寄り道はしないで、時間を節約する必要もある。那谷寺に寄ったり、資料館など興味があるところだけでも回るとなると、「岬めぐり」に支障をきたす。これがなかなかむつかしいところだ。
 加佐ノ岬のある出っ張りは、砂浜の間にそこだけ20〜30メートルくらいの海蝕崖が続く細長い台地のようになっており、道は坂道になって上る。
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 今回は灯台と岬が見えるところまで行けば、それで充分である。
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 明るい岬の先端と、その上に立つ白い灯台は、四角の柱の上に載っているのが、かえって優雅な雰囲気をあたりに醸している。
 崖の海岸は、海にもたくさんの岩礁を隠しもっており、景色に彩りを添えるが、船の停泊や荷揚げには、もちろん適当ではない。
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 ふと、鳥井崎との別称もあるらしいここが、なぜ「加佐ノ岬」なのだろうと、疑問がわいてきた。

▼国土地理院 「地理院地図」
36度21分6.07秒 136度17分59.27秒
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dendenmushi.gif北陸地方(2011/09/07 訪問)

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タグ:石川県 灯台
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コメント 4

ナツパパ

岬の先に2本の木が立っているのですね。
松かしら...いってみたいなあ。
by ナツパパ (2011-12-07 14:10) 

ぱぱくま

北陸地方編始まりましたね!
北海道の色とはまた違ってこれからも楽しみです♪
by ぱぱくま (2011-12-08 00:08) 

dendenmushi

@松が多いんですね、この北陸の海岸一帯には…。ここは先っちょに2本だけ。残っているのか、生えたというのか、どっちなのでしょう。
by dendenmushi (2011-12-09 05:29) 

dendenmushi

@幸い、北海道と違って、北陸では雨の心配はありませんでした。それだけで、ほんとに色がまったく違いますよね、
by dendenmushi (2011-12-09 05:31) 

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