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ここから水平線の上に南十字星が見えるらしい大浜の海岸とその続きの海岸はこんな感じ(20) [石垣島だより]

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 「南十字星」ということばには、なにやらロマンチックな響きがあると、北半球に住むものにとっては共通認識がある。それは、いつも見られない、どこでも見られない、滅多に見られないからである。
 だが、北半球でも、緯度が低いところなら水平線の上のほうに南十字星も見ることができる。それもいつでもというわけではないらしいが、石垣島でも見えるのだそうだ。いや、石垣島天文台(先日「月虹(げっこう)」を観測したというのでちょっと全国ニュースで話題になった)まで行かなくても…。
 発電所から東の大浜の集落は、古い住宅もあるがほとんどは新しく建て替えられた住宅地のようで、海岸から台地へ上っていく390号線から北側にはとくに立派な個人住宅が多いようだった。
 このあたりになると、住宅が並ぶ前に道と堤防があって、その下はもう海である。一瞬、津波がきたらどこへ逃げればいいのだろうと、あたりを見回してしまうくらい、海が近く低い。
 ただここでは、砂浜はなく、平たい岩場がかなり大きく広がっていて、水面は遠い。遠い水面のさらに遠くに、サンゴ礁にあたって砕ける白波が帯のようになって続いている。
 緑色に見えるのは、地元では“あーさー”といって汁の具などに重宝されている海藻であろうか。岩の間の水路が小舟の出入り口になっていて、そこには魚の供養塔が立っていた。大浜の海岸をきれいにするために、集落の人たちは努力しているらしく、比較的漂着ごみなどの類いも目立たない。
 この大浜の海岸の堤防に、南十字星が見えるポイントの説明がペイントされていた。「大浜から南十字星を見る会」というのがあるらしい。
 ここで見えるのなら、石垣島の南東海岸ではどこでもほぼ同じ条件で、南十字星をみることができるのだろう。
 新川から八島までの海岸は、石垣港、石垣漁港の岸壁や堤防が続いているが、真栄里からは自然の海岸が復活する。ただし、そこから東へは生コン工場やゴルフ場やANAインターコンチネンタル石垣リゾートがあり、大浜に入ってからすぐも、沖縄電力の発電所があるため、海岸は一般に人の目からはずっと遠くなってしまう。
 そういう意味で、人の暮らしと海岸が近くなるのは、とりあえず大浜くらいしかないのかもしれない。
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 真栄里の八重山商工高校(いつだったか、甲子園を湧かせたことがある)のバイパスのカーブ付近のカフェから見た海岸、新開地のショッピングセンターからゴルフコースの横を突き抜けたところの海岸、ANAのホテルが人工的につくった(あるいは大々的に手を入れたとしか思えないが)ここだけ砂浜の海岸、沖縄電力の球場わきの海岸の写真も並べてみた。撮影日は同じではないので印象は異なるが、これらが人からは比較的遠い南東側の海岸で、やはり南十字星が見えそうな場所なのだが…。
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 でんでんむしは、南十字星を見たことがない。
 かつて多くの日本の男たちが、赤道やその付近一帯の南の島々にばらまかれ、その星を見た。父親が南半球の南太平洋の小さな島で短い生涯を終えようとしたときと同じ星は、今もその空で輝いているのだろうから、いつかそれをその同じ空の下へ見に行きたいと思いつつ日は過ぎて、それは結局のところ果たせそうにはない。

dendenmushi.gif沖縄地方(2012/01/21 記)

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