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776 烽火ノ鼻=西牟婁郡白浜町椿(和歌山県)ノロシの代わりにリゾートマンション群が建つ岩の岬は様変わりに [岬めぐり]

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 椿の朝来帰の前の小さな湾に向かって左手、ちょうど黒崎とは反対側に大きく張り出しているところが、烽火ノ鼻である。
 その名の如く、昔の狼煙場があったところで、そのことは『紀伊続風土記』にも、遠見番所として「朝来帰の出崎にある」と記している。
 この岬には、山ともいえないが小さな丘があって、とにかく辺り全体に林立しているのはリゾートマンション群である。
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 烽火ノ鼻の上に建っているのは、遠見番所ではなくて、丸い赤いとんがり屋根の“ヴィラ椿3号館”の建物である。なぜ、今では関東に住むでんでんむしがそんな名前まで知っているかといえば、インターネットでこの付近にたくさんあるマンションの不動産情報を検索したことがあったからだ。
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 では、なぜそんなことをしたのか。
 岬めぐりをしていると、日本中のどこかの海辺に、「ここに住んでみるのはどうだろうか」とか、「ここなら残りの人生を暮らすのにふさわしいのではないか」などと、思考がふらふらとさまよい出ることがある。お金を始めとするさまざまな現実的条件や実現可能性は、とりあえずヌキにして…の遊び事に過ぎないのだが。
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 なにしろ、車の運転ができないうえに、無類の寒がりなので、どうしても箱根から西に限られるかな、などと漠然と思っていたのだが、先々週のニュースに大きく出た日本列島の太平洋側沿岸は、南海トラフの地震による津波可能性を示す赤く高い壁で、すべて覆われていた。もはや、日本中太平洋側で津波のこない海辺など、どこにもないのである。
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 椿の不動産情報は、どのくらい信頼できるのかが疑わしくなるほど、数百万円で買えるという物件が、たくさんあったので覚えていた。大きなリゾートマンションは、海辺の岩場と岸壁のすぐから何棟も立ち上がっているが、周辺の町にうまく溶け込めるのだろうか。今さら津波の心配をしても始まらないとしても、はたしてここで暮らせるだろうか。
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 烽火ノ鼻の先には岩島があり、その向う遠くに突き出しているのは、瀬戸崎である。 
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 でんでんむしがいだいていた椿温泉の印象は、もはや大昔のことで、記憶も定かでないが、それでも昔の風景とは様変わりのように思えた。烽火ノ鼻があるところのバス停が椿口で、その次の停留所が椿温泉。その付近を見渡しても、名前も覚えていない昔に泊まった温泉旅館らしいものは見当たらず、記憶が刺激され呼び覚まされることもない。
 確か、海のそばで、部屋の窓の下には同行の相方が滑って傷をつくった岩場が広がっていたはずだが…。そんな何十年も前の旅館が、現在まで引き続いて盛業を続けることができるほど、この業界も甘くはない。
 昔泊まったはずの宿は、この烽火ノ鼻の南で張り出している岩場の上にあったはずだが、そこにはやはり大きなリゾートマンションが建っていた。
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▼国土地理院 「地理院地図」
33度36分28.50秒 135度23分18.57秒
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dendenmushi.gif近畿地方(2011/10/05 訪問)

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タグ:和歌山県
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