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783 黒崎・黒島(恋人岬)=西牟婁郡すさみ町口和深・見老津(和歌山県)見えない岬はまた今度ね [岬めぐり]

 JRきのくに線(紀勢本線)の車窓から、和深崎が見えるのはほんのわずかで、すぐに列車は山の中に入って行く。また、トンネルを抜けて和深川に沿ってしばらく谷間を走るが、そこが旧和深川村である。谷の南、海側には、双子山という300メートルに満たない二こぶの山塊が連なっている。だから、海寄りの道が開けたのは後のことと思われ、旧道の時代にはこの谷の旧和深川村を詰め、川沿いの道もなくなるその奥からは、山道に入っていった。
 その道は、電子国土ポータルでは「熊野参詣道(大辺路)」として点線で示されている。和深川の渓谷の南、山の稜線を辿り、途中で長井坂を越えると、山道は南に向きを変え、今度は長井川の西を下って行く。
 下り切って海岸に出たところが、見老津(みろづ)である。

 和深川村の巽(※東南※)一里半十町にある。長柄坂の峠を堺とする。大辺路の街道にある。海に浜して村居する。村名は古くは見路津と書いた(江住浦氏神天正年中の棟札)。その意味は詳らかでない。(KEY SPOT 『紀伊続風土記』現代語訳 見老津浦)
 
 JRの線路も、古道に歩調をあわせるように、参詣道が山に入るほぼ同じところから双子山トンネルに入り、途中切れ切れながらトンネルをいくつかくぐり抜けて、やっと海岸に出たところが見老津駅になる。
kuroshima01.jpg
kuroshima03.jpg
 そこで、問題は岬である。和深崎の南東3キロ弱くらいのところに、ちょこんと飛び出している黒崎があるのだが、これは和深からも見老津からも見えない。
kuroshima05.jpg
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 黒崎の東には、すさみ町が売出し中の“イノブタ”をテーマにした観光施設があり、そのまた東には黒島が続いている。沖ノ黒島と陸ノ黒島という岩の島に向かい合う緩い出っ張りには、レストランなどもあるドライバーの眼を引きつけるビューポイントになっているらしい。
kuroshima09.jpg
 ピークは3つあるが、島は二つである。JR線がトンネルを出たところから、それは見える。
 一般の地図には載っていないのだが、「熊野枯木灘海岸県立自然公園」の案内マップには、そこになんと「恋人岬」という名前がつけられている。おいおい、またまた、“恋人岬”かよ…と思わないでもないが…。

 潮風が強く、樹木の生育が悪いことから枯木灘と呼ばれる海岸は、白浜町から串本町まで延長約70kmに及び、三段壁や千畳敷、恋人岬など雄大な南紀の海景が広がります。
 
 和歌山県のホームページの、環境生活部環境政策局環境生活総務課自然環境室(長いねこれも)のページでは、このような紹介とともに三段壁と並んで恋人岬の写真も載せている。
 その写真を見ると、潮の関係で陸ノ黒島との間の浅瀬に東西両側から波が打ち寄せるような景観が生まれているようだ。
 黒崎といい黒島といい、その名はやはりここらでは黒い岩が露出して、岬や島をつくっているようだにみえる。
kuroshima08.jpg
 42号線はかろうじて通っている口和深から見老津にかけての海岸線は、どうも交通機関がないらしかったので、今回はJR線で山側を回って通り過ぎてしまわざるを得なかった。また改めて歩いてみる必要がありそうだが、一応備忘的に項目を設けておく。

▼国土地理院 「地理院地図」
33度31分6.02秒 135度32分3.23秒
kurosimaMM.jpg
dendenmushi.gif近畿地方(2011/10/06 訪問)

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タグ:和歌山県
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