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798 中鼻=東牟婁郡串本町須江(和歌山県)“和歌山県最大の島”の南西端で無人島の通夜島についた岬の表記 [岬めぐり]

 今では橋でつながってはいるが、島は島である。島の周囲は26キロ、東西はおよそ8キロ、南北2.5キロという紀伊大島は、“和歌山県最大の島”であるという。
 だが、ちょっとまってよ。捕鯨の島では、大島と競ってきた時期もある太地は、半島であって島ではない。島らしい島では県北の加太付近にあるのがそうだが、いずれも小さい。あとは、あってもまったくの小島、岩島、無人島である。
 つまり、和歌山県には、大島と競うような島はほかになく、“和歌山県最大”というよりも、“ほとんどただひとつの島”といってもよいくらいなのである。
 もっとも、瀬戸内海のように、そこいらじゅうに島が散らばっているほうが特殊なのであって、島らしい島のひとつももたない海沿いの県のほうが多く、そのほうが普通であることに今さらのように気がつく。
 紀伊大島も、現在では島の中央部や入江にいくつかの集落や漁港もできているが、当初から人が住み着いたのは、串本の対岸の大島地区だけであったろう。
 島の北部は、入江も少なく切り立った断崖が多い。南部は、でこぼこが多い岩の海岸が続き、そのほぼ中央で大きく南の海に張り出しているのが、須江の集落と漁港のある、島ではいちばん目立つ半島である。
nakahana06.jpg
 その半島の西の先に、平べったい島がくっついている。島の西は、水道を挟んで出雲地区で、二子島の灯台とは1キロくらいしか離れていない。
nakahana07.jpg
 どういうわけあってか、通夜島という名前がついたこの島の南端には、中鼻という表記がついている。
nakahana02.jpg
 かつては、岬表示はほとんどネグレクトしていたネット地図だが、最近のを見るとYahoo!地図やMapionなどZENRINソースの地図でも、マメに岬表示を入れるようになっている。これは、でんでんむしがいろいろ文句をつけてきたからかもしれない。だが、肝心の海岸線の表記は、あいかわらずでたらめというか、かなりテキトーに誤魔化した線が多い。
nakahana03.jpg
 この中鼻の表記がある岬も、ZENRINソースの地図では通夜島から地続きで南に延びた先になっているが、国土地理院の電子国土ポータルでは中鼻は通夜島の南にあって独立した岩島の先になっている。
nakahana04.jpg
 電子国土ポータルも、情報が少しばかり古めだから、ナンでも国土地理院のほうが正しいとも言えないのが苦しい現実だが、ここは現地へ行って確かめるということもできない。
 標高30メートルほどの通夜島は、岩礁の平らな無人島(だと思う)で、その東南端にあたる中鼻は、どこからも眺めることができない。
nakahana05.jpg
 せいぜい、くしもと大橋の西詰や、出雲の漁港から赤島、二子島越しに見える通夜島の南端で想像するしかないのである。
nakahana01.jpg
 それにしても…とまたしても疑問に思うのは、こんなところにわざわざ岬の名前をつけておく必要性は、どういうものだったのだろうか。
 航行の目印ならば、中鼻の東に飛び出している通夜島の南端の出っ張りのほうが、よりふさわしいはずなのだが…。

▼国土地理院 「地理院地図」
33度26分49.08秒 135度49分12.17秒
nakahanaM.jpg
dendenmushi.gif近畿地方(2011/10/06 訪問)

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