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833 赤屋ヶ鼻=長門市油谷伊上(山口県)あの「美しい国」の原風景はここにあったのではないだろうか [岬めぐり]

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 山口県人の自慢のタネは、「道路が立派」のほかにもうひとつある。それは9人(一説では8.5人ないし8人)もの総理大臣を輩出している、ということである。もちろん、このふたつは決して無縁ではない。
 そのことは前にも「番外:竹の子島」の項 でもふれたし、また(080 川尻岬) ではその絵のことも書いていたのだが、安倍総理の時代に、テレビに写る官邸記者のブラさがりに答える首相の背後に、一枚の大きな風景画が飾ってあった。
 多少この付近の土地勘があり、安倍家発祥地を通ったこともあるでんでんむしは、「あ、これは向津具半島の油谷の棚田風景ではないか」とすぐに思ったのだが、それを確かめたり話題になる暇もなく、総理大臣はその椅子を放り出してしまった。
 最近、またぞろその人の名が新聞の見出しになっているのは、政治家やその卵の行列ができているらしい大阪市長と、組むとかいっしょにやるとかいう話だという。
 この長門市と下関市を選挙区とする第90代安倍晋三のほかには、第61〜63代佐藤榮作(熊毛郡田布施町)、第56〜57代岸信介(熊毛郡田布施町)、第26代田中義一(阿武郡萩町)、第18代寺内正毅(山口市)、第11・13・15代桂太郎(阿武郡萩町)、第3・9代山縣有朋(阿武郡川島村)、初代・5・7・10代伊藤博文(周防)と遡る。
 これは、長州と薩摩で牛耳られた明治新政府の成立の経緯からすると、半ば当然ともいえる。だが、戦後の3人がみんな縁戚であるということは、いささかムカツクべきで、“それでええんか山口県”と思うのか、人材が払底したとみるのか、微妙なとこだろう。
 おっと、それともう一人が第94代菅直人(宇部市)だが、保守王国を自負しそれを支えてきた山口県人には、これを含めない、あるいはあえて0.5人と数えたがる傾向がある。
 安倍は山口だが菅は岡山だからというが、自由に変えられる本籍地などは、第三者的にみると材料にならない。宇部生まれで高校時代まで宇部で過ごした菅を、山口県出身と認めないというならば、東京都生まれで東京育ち、長門油谷も先祖代々地を選挙地盤として受け継いだにすぎない安倍を山口県とむすびつける根拠とは、どっこいどっこいではないのか。いや、やはり安倍より菅のほうが山口県とはゆかりが深いはずである。
 そうそう、安倍・菅両氏の共通点は、高杉晋作の崇拝者である、ということだという。
 というわけで(どうゆうわけじゃ)、ここはその名も向津具(むかつく)半島の湯谷湾側。山陰本線の「みすゞ潮彩1号」の車窓から、油谷湾が消えていこうととするそのとき、正面にぼんやりとではあるが浮かんできたのが、赤屋ヶ鼻なのである。
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 大きな向津具半島には、油谷湾側にはほかにも岬はあるのだが、結局ここしか見えなかった。後ろの席から、前の人の頭越しで変な写真だ。
 これとて、「見えた」というのにもいささか問題なしとはしないが、いちおう項目にあげておく。
 この半島には、棚田が美しい景色があり、楊貴妃伝説もある地なのである。でんでんむしは一度だけこの半島を車で横断したことがあり、そのときにはむりやり半島北端の川尻岬の項をあげておいたのだが、ここはまた別の機会をつくって訪問しなければならないところである。
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 見えなかった唐崎の北東の油谷湾に浮かんでいる島は、「竹島」という。
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 竹島といえば、島根県の竹島が、また最近クローズアップされている。戦後、李承晩ラインなどを勝手に引いて日本漁船をどんどん拿捕し、どさくさに紛れて自分とこの領土だと主張するようになった韓国は、これに独自の名前をつけ、軍隊を常駐させて不法占拠を何十年も続け、実効支配の実績づくりをしている。だが、日本はときどき遠吠えするだけで、これになんら効果的な対抗手段ももたず、なおかつ国際的な活動を積極的に展開するでもなく、国際司法裁判所へも二度ほど書類を出しただけで、ほとんど手をこまねいてきた、といわれてもしかたがない。
 領土問題は、もっとも国民感情がホットになりがちな問題で、安直なナショナリズムをいたく刺激しかき立てるので、むずかしいことが多い。みなが勝手にやたら勇ましいことをいうのは、決してプラスだとは思わないが、日本政府が言うべきことをいい、やるべきことをちゃんとやってきたのかといえば、それはおおいに疑わしい。
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 竹島は、隠岐島からは北西約157キロも離れているのに対し、韓国の鬱陵島(うつりょうとう)からは約92キロの位置にあるのも、悩ましいところだが、地理的には大陸棚ではなく日本海の孤島である。これについては、歴史的に日本領土と主張できる根拠も充分あるらしい。
 この辺りのことはネットにもいろいろ情報はあるが、ここでは竹島問題に深入りするのは、やはり避けておかなければなるまい。

▼国土地理院 「地理院地図」
34度23分30.12秒 131度1分17.60秒
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dendenmushi.gif中国地方(2012/05/29 訪問)

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タグ:山口県
きた!みた!印(36)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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きた!みた!印 36

コメント 4

少年

こんにちは。
初訪問で初コメントです。
ちょうど、夏休みの思い出づくりに何をしようか・・・
近場を旅行しようかな
と考えていたところ千葉には岬がいくつかある!(関東在住です)岬めぐりをしよう!
ということで調べていたところ、ここに辿り着きました。

残念ながら7~8個ある岬を電車で回ることは、無理そうなので、犬吠埼と長崎鼻だけ行ってあとは房総半島を一周する予定です。

今後機会があれば岬めぐりをしようという野望があるので、
ちょくちょく参考にさせていただくと思います。
by 少年 (2012-08-23 19:14) 

dendenmushi

@少年 さん、よくいらっしゃいました。「夏休みの思い出づくり」に、岬めぐり…。いいですねえ、楽しんできてください。
房総半島には、たくさんの岬があります。しかし、ここはさすがに首都圏の一部でもあり、電車もバスも、かなりマシなほうなので、犬吠埼から半島を南下し、野島崎の灯台まで行き、そこからぐるっと回って、今度は東京湾沿いに戻ってくるのもいいですね。
いや、金屋から東京湾フェリーで久里浜に渡り、三浦半島の岬も…。
いやいや、それよりも富津岬へ行って、帰りは東京湾アクアラインで海ほたるを経由して帰るのもいいですね。

このブログでは、千葉県と神奈川県の岬は、全部網羅してそれぞれ項目があります。左の欄の下の方にある各都道府県名の中から「千葉県」をオスと、その一覧(一部)が出ますので、そこから次のページ、次のページと行くと、それぞれの記事がみられますので、参考にしてください。

どうぞ、よい思い出を…!!

by dendenmushi (2012-08-24 05:58) 

少年

>dendenmushiさん
ありがとうございます。
結局犬吠埼ぐらいしか周れず・・・でも、あの景色には感動しました!楽しかったです。
今度は是非もっとたくさんの岬を巡ろうと思ってます。
ここは随分参考になり助かります。

ところで書き忘れていましたが、
千葉県の記事が少し昔だったので最新の記事にコメントしたら、山口県の記事で千葉の話になってしまいました。
関係ない場所の話ですみません。
by 少年 (2012-08-31 13:59) 

dendenmushi

@少年 さん、特定の岬やその項目に関することは、それぞれの項目にしていただくのがよいかもしれませんが、一般的なコメントはどこにしていただいてもかまいませんよ。気にしなくていいですよ。
犬吠埼、いかれましたか。そこから南は九十九里浜が続くので、岬は長崎鼻と刑部岬くらいしかありません。一宮から南はいろいろありますので、また次の楽しみにしてください。
by dendenmushi (2012-09-01 05:09) 

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