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867 鷹ノ巣岬=久遠郡せたな町北檜山区太櫓(北海道)あまり一般に馴染みがないこの地域だが… [岬めぐり]

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 前述のように、せたな町は北(狩場茂津多道立自然公園を含む)と、南(檜山道立自然公園を含む)に大きな山の塊があり、その真ん中を後志利別川流域の平地が分けている。鷹ノ巣岬は、南のほうの山塊から延びる北の尾根の端っこに位置している。
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 日中辺の急峻な崖は、水垂岬付近からだんだんとゆるやかになって、新成地区鵜泊から太櫓にかけては、50メートルくらいの高さの海岸段丘がでこぼこと続いてきた。その下の海岸も、岩だらけで、平地はまったくなかった。
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 そんな状態が、鷹ノ巣岬まで続いている。水垂岬から南、道路工事も難行して計画からは完成が大幅に遅れているらしい毛無山の一帯は、花崗岩質のようだったが、この付近の岩の形態からは、火成岩・変成岩らしく思える。
 岬の南、弁天岬のほうから眺めると、やはり急な断崖の岬で岩が目立っている、険しい岬である。広い岩場は、釣り場として結構名高いらしい。50メートルの崖の上は、比較的なだらかな丘になっていて、岬のところが尾根になって北に延びる。
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 ところが、トンネルでこの崖と大岩の岬の西を抜けて、東側に回り込むと、鷹ノ巣岬はまったく違った様相を見せる。東から見る岬は、なだらかな尾根が流れ下る先に、岩磯が展開するやさしい岬に見える。
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 そして、岬の東は太櫓川の河口で、大きく蛇行する川がつくりだした砂州の上に、広い原野が広がっている。
 後志利別川流域は、まったく平坦な平地は二本の川の河口と流域に限られ、後は高いところで標高100メートルくらいのでこぼこが、ゆるやかに広く続いている。その間には川の蛇行が残した池や沼や窪地があったりするような、特徴のあるおもしろい地形である。
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 鷹ノ巣岬はまだ太櫓だが、それから北は共和、兜野と続く町道兜野線を、タクシーは走る。太櫓川を渡り、鷹ノ巣岬はだんだん遠くなる。
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 向かっているのは、三本杉岩のあるところで、後志利別川を越えると向こうはせたな町の瀬棚区になる。そこが、旧瀬棚町である。川を渡る手前で、遠くに白い風車が見えてきた。
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 広大な北海道では、道の総合出先機関として、道のなかをさらに14くらいに分けた行政区分を定めてきた。これまでは、それが「支庁」というものだと理解していた。郵便の宛名には必要ないが、道内の天気予報ではよくこの区分が使われていた。その「支庁」は、現在は「振興局」と名前が変わっている。変わったのはつい最近ともいえる(2010年)のことである。
 したがって、道庁内部の室名のような「振興局」という呼び方よりも、まだ「支庁」のほうが馴染みがある。函館と札幌の間にあっても、函館本線や幹線道路からは外れているため、一般にはあまり馴染みのないといってよいこの地域は、現在では「檜山振興局管内の北部」に位置していることになる。
 「北部」とわざわざ断らなければならないのは、「檜山振興局管内の南部」が、飛び地となって離れているからだ。南部には、檜山郡の江差町・上ノ国町・厚沢部町と、爾志郡の乙部町がある。北部には、奥尻郡の奥尻町と、瀬棚郡の今金町、そして久遠郡せたな町がある。
 その間に挟まっているのが、別管内になる渡島振興局管内の八雲町なのである。それは、旧熊石町がその合併で檜山支庁から離脱して、渡島支庁に属することになったからだった。
 函館から、厚沢部町、江差町を経由して、乙部町、八雲町、せたな町と、はるばるやってきたこの地域も、このようにさまざまな地域の看板が移り変わる経緯を、景色とともに理解していくと、だんだんと馴染みができてくる。

▼国土地理院 「地理院地図」
42度23分20.16秒 139度49分7.88秒
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dendenmushi.gif北海道地方(2012/09/03 訪問)

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タグ:北海道
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