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939 童崎=玉野市田井5丁目(岡山県)玉野市の宇野は「ののたま市」の「ののちゃん」を描いている漫画家の出身地で… [岬めぐり]

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 出崎を横に、そして後ろに見ながら走る海岸沿いの道を走るバスは、田井の交差点から左折して築港の宇野駅に向かっている。その交差点のずっと手前から、童崎(わろうざき)は野々浜港のならびに小さく出張っているが、これも逆光のなかにわずかにその存在を主張しているに過ぎない。
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 かつては、陸経島であったらしい岬の出っ張りは、野々浜の入江を形成していたようだが、現在ではその入江も全部埋め立てられ、まだ空き地も多く残っている。
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 野々浜では、かつてはやはりこの玉野の沿岸で盛んだったらしい塩田があったという。童崎の南にも、もっと広い埋立地や貯木場などがあるようだ。そこから東に、800メートルもないところに浮かぶ牛ヶ首島は香川県で、童崎の東1キロの海域から南へ直島など、この付近から見える島のほとんどは香川県になる。
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 それくらい、ここは香川県の県境が岡山側に入り込んでいるところだ。
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 JR宇野線東にわずかにその痕跡を留めている長崎と直島については、「473 長崎=玉野市築港(岡山県)われても末にあはむとぞ思ふ」 など前後の項目で取りあげているので、これで2009(平成21)年の玉野市の岬をめぐる輪がつながったことになる。
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 宇野駅もそのとき以来だが、前回書き漏らしていたことは、この付近の玉野市築港は漫画家いしいひさいちの出身地ということだった。その後2011年には、駅近くに「ののちゃんち」ができているが、現在は週末のみ開館。
 そうか、「ののちゃん」は、童崎の野々浜からつけたのかもしれないね。
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 いしいひさいちマンガのおかしさ、深遠さ(いくら考えてもよくわからないこともままある?)など、その魅力については多くの人が認めるところとなっているが、でんでんむしとしては、その人の名を椎名誠氏から初めて聞いたというので深く印象に残っていた。
 大学在学中の1972(昭和47)年から、関西のアルバイト情報誌でデビューした新進漫画家の挿絵を、同じ系列出版社から1979(昭和54)年に出る椎名氏の作家デビュー作となる『さらば国分寺書店のオババ』に組み合わせるという話は、後から編集者的に考えればなるほどというものだが、関東ではまだ知られていなかったので、そのときは「へー、そうなんですか」といたって気の抜けた応答をしていた。
 その後、情報センター出版局から出た『さらば国分寺書店のオババ』は、よく売れて、出版社の名と椎名誠氏の名と『本の雑誌』とを合わせて、一躍高めることになる。
 いしいひさいちが全国的に有名になるのは、それと同じ1979年に出た『がんばれ!!タブチくん!!』から、といってよいであろう。
 当時、ビジネス書などが中心の分野で、編集の仕事をしていたでんでんむしが椎名誠氏と知りあったのも、お互い本業のそっち方面がらみでのことだったが、そのときに椎名氏から、本業とは関係なく、仲間とマイナーな書評誌を出していると聞いた。それはおもしろいですね、じゃわたしも本業とは関係なく、ぜひ校正でも何でもお手伝いせてください、と協力を願い出た。すると、ぜひ執筆者として原稿を書いてくれと依頼され、しばらくの間、まだ初期の頃といってよい『本の雑誌』に、勝手なことを書かせてもらったこともあった。その後、雑誌の知名度も上がり、執筆者には著名な人が登場するようになり、四谷の事務所に原稿を届けに行った(まだ、そういう時代だった)ときにお茶を出してくれたキハラさんは、やがて“群ようこ”という作家として巣立っていくことになる。
 自身の個人的な情報は明かさず、マスコミなどにも一切登場しない売れっ子漫画家は、これもある種ミステリアスなひきこもりであろう。出身地は宇野駅付近の築港というところまで明かしているのは、「ののちゃん」の街「たまのの市」のモデルは玉野市であることがわかるからだろうか。
 それにしても、“玉野”と“宇野”も、見た目の関係がまぎらわしい。これは、“玉”と“宇野”と“日比”が合併してできたからというのだが、それじゃ“日比”はどこへいってしまったのか。当初は3つの地域の文字から一字ずつ取って、いちばん語呂のいい「日野玉市」にという案もあったようだが、さすがにそうする勇気もなかったのか。結局は、“日比”が折れて玉野でまとめることになった…といったところだろうか。
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 宇野駅からはJR宇野線で乗り継いで岡山駅に戻り、新幹線で帰京。これで今回の岬めぐりは、初日の計画未達もあって播磨で一部積み残したが、岡山沿岸は終了となる。
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34.519026, 133.961988
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dendenmushi.gif中国地方(2013/02/07訪問)

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タグ: 岡山県
きた!みた!印(37)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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コメント 1

sarusan

ご訪問&nice頂き有難うございます。これからも宜しくお願いします。
by sarusan (2013-04-26 15:06) 

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