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1052 天神鼻=長崎市蚊焼町(長崎県)この地域の人たちはいったいどんな仕事をして暮らしているのだろう? [岬めぐり]

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 北に向いた蚊焼の湾の東側で、西のタン崎と向き合っているのが天神鼻になる。20メートルくらいの小さな丘が細く伸びているこの岬の上には、天神社でもあるのだろう。その下には、いちおう港らしいところもある。
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 いつも地方へ行くと、「この地域の人たちは、いったいどんな仕事をして暮らしているのだろう?」と思う。
 仕事や暮らし方にはいろいろあるから、どこでも型枠や用意された分類にハメたように、ここはこれと決めつけるわけにもいかないが、それでもだいたいこういう仕事をしている人が多い、ということはできるだろう。
 農村や漁村で、そういうカラーがはっきり出る地域もあるが、都市化の波は周辺のそういう色彩をもだんだん薄めて消していくような気もする。
 長崎市蚊焼町も、別に街中が打刃物関連の仕事に関わっているわけではもちろんないし、ほかに工場のようなものがあるわけでもない。この程度の港では、漁業で生計をたてている街ともいえまい。国道の付近にも商店が並ぶわけでもなく、山ばかりで畑があるようにも見えないし、半島の東海岸のようにビワという名産品をつくっているようでもない。
 長崎市になる前、三和町になる前から、“地域でいちばんの雇用先は農協と村役場だった”というようなわけもなかったろう。
 傾斜地を埋めて並び立つ家々の人たちは、いったいどんなことを生業(なりわい)としているのだろう。
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 おそらくは、その答えの大部分は長崎半島のほとんどが長崎市になっている、という事実の背景にある。つまり、長与町や時津町と同じように、半島南部でも大半は長崎市中心部やその周辺へ通勤する人々なのではないか。仕事を終えた通勤者が、寝に帰るベッドタウン化している。そうみても、まず間違いなさそうだ。
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 天神鼻のずっと奥には、高度を増しながら山が続いているが、その上の方まで建物がある。その先には、東西530メートル、南北760メートルにわたって住宅団地が展開しているはずである。
 それが、先にも三和町のところでふれた、団地が単独で町を名乗ることになった例のひとつで、1983(昭和58)年に団地造成によって蚊焼から分離独立して新設された晴海台町である。長崎中心部からこの団地の街を往復する路線バスが走っている。
 このすぐ東隣りには、平山台団地があるし、こから半島の北にかけては、このような住宅団地がいくつもある。
 もともと地形的に幅がなく、南北に長く伸びる長崎市街地は、さらに半島の北と南に向かって、後背地を拡大してきたのだ。
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 一方、天神鼻の海側には、遠くに山が連なっているのが見える。岬の北側の海は、深堀から西に張り出してきた香焼町(こうやぎまち)が遮っている。山並みのピークは遠見岳で、そこは天神鼻からはおよそ3.6キロも離れている。
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 晴海台町の北側は大籠町(おおごもりまち)で、その北に続いているのが深堀町(ふかほりまち)である。「まち」か「ちょう」か、その呼び方にいつも戸惑う。だいたいは音の読み方の感じで使い分けているが、それが間違っている場合もある。蚊焼も「まち」だが、三和町は「ちょう」だったしなぁ。
 晴海台町まで行けばこの大籠→深堀というルートもあったが、この海岸線は、ほぼ真っすぐに深堀まで続いているが、岬がない…。
 そこでこちらはむりに通るにも及ばず、国道499号線で戻る。
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 計画では、その途中で乗り換えて江川から深堀へ入るつもりだったが、だんだん雨がひどくなってきたうえに、団地を走るバス路線がいくつも入り組んでいて、バスのルートがよくわからない。なので、その計画は変更して長崎駅まで戻ることにした。
 バスがまた別の住宅団地を抜けて長崎駅に着く頃には、雨はもう“豪雨”のようになっていた。

▼国土地理院 「地理院地図」
32.656211, 129.816226
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dendenmushi.gif九州地方(2013/11/03訪問)

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タグ:長崎県
きた!みた!印(38)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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きた!みた!印 38

コメント 4

駅員3

今年はご訪問いただき、niceありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。

どうぞ佳いお年をお迎えください。
by 駅員3 (2013-12-31 12:27) 

えりある

本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。
by えりある (2013-12-31 18:28) 

灰色

久しぶりに蚊焼の風景を見ました。
若者が減り産業も衰退してしまった町ですが、取り上げてくださって嬉しかったです。

ありがとうございます。

by 灰色 (2017-01-30 22:55) 

dendenmushi

@灰色さんは蚊焼のご出身なのでしょうか。岬めぐりなので岬があるところにしか行かないのですが、観光地でもなく有名でもない、おそらく誰も知らない町や村やその海岸を眺めるのが、とても楽しいのです。
けれど、地方はいまどこでも若者が減り産業も衰退し…という点だけは共通しているようですね。
蚊焼も道路から海岸に降りる細い坂道が印象に残っています。
by dendenmushi (2017-01-31 06:03) 

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