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番外:崖の鼻…ではなくてこれは花4=家の前の崖に咲く花(神奈川県)増えてきたシャガにスミレ・タンポポも [番外]

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 アヤメ科アヤメ属のシャガは中国が原産地だが、かなり古くから日本に帰化している植物のひとつである。茶花としてもよく知られてきた。
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 染色体の関係から、種子ができないので、地下茎で繁殖をするというのだが、「Iris japonica」という学名のとおり、花はアイリスやアヤメとよく似ている。遠目には白い花のように見えるが、寄ってみると青い斑点や黄色の模様がある。
 扁平で一方向に流れる葉は常緑で、冬でも緑を保っている。このため、崖の手入れの際にも、シダとともに残すようにしていたが、これもだんだんと範囲を拡大して、大きな群生になってきて、いまやシダを圧倒している。
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 乾燥地でなく湿気のある場所を好むようで、これがちょうどよい湿り気加減なのであろう。というのは、北に向いて開けた崖は、雨が降るとしっかりと山に水気を蓄え、これが徐々に崖に滲みだしてくるからである。柵の下の石積みにもいつの間にかきれいなコケがたくさん生えるようになった。
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 こういう環境はでんでんむしにとっても好まれるのだろう。ときどき、かなり大きなでんでんむしがいる。アジサイも何本かあるのだが、これはフェンスの切れたごみ収集場所の崖なので、誰かが挿したか植えたかしたのだろう。これからの季節では、アジサイやヤツデの葉っぱとでんでんむしというのは、定番の組み合わせのようだが、この崖にはヤツデも多い。控えめな花が終わって実をつけ始めている。そのほか、アオキとかナンテンも多いが、これらもあまり大きくすると困るなあ。
 ちょうどヤマブキと花期が同じなので、どうやらこの崖はシャガとヤマブキで勢力範囲を競うようなことがしばらく続きそうな気配だが、もっといろいろな花が咲くようにしたいな。
 黄色と白の花が多いので、なにか赤い花をつけるのもほしいのだけど…。
 スミレ、タンポポという昔から伝統的に親しまれてきた野の花も、ほんの僅かだが、生えている。
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 スミレはとくに頼りなく、数株がなんとか小さな花をつけているが、これも来年また出てくるかどうか。その周りにあるユキノシタは、もともとは家の庭うちにあったものだが、なにかのついでに崖に運ばれたものらしい。これも小さな花を鈴なりにつける。庭先にはこれも蒔いた覚えもないのにかなりはっきりした紫の花をたくさんつけた、しっかりした株が生えてきた。
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 タンポポは、だいぶ前からニホンタンポポの減少が著しく、セイヨウタンポポばかりになってしまうのでは、と心配されていた。おそらく、ここらに生えて花を咲かせているのも、セイヨウタンポポなのであろう。
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 その見分け方というのも、いろいろ言われているが、花と茎の付け根にある「総包片(そうほうへん)」という部分が反り返っているのがセイヨウタンポポで、それが反り返らないのがニホンタンポポなのだという。
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 みたら、ちゃんと反り返ってました。
 昆虫や動物ももちろんそうなのだけれど、植物もどうしてこんなにたくさんの種類が繁殖し、花を咲かせ実をつけているのだろう。花も実もなくともちゃんと繁殖の術をそれぞれにもっているのにも敬服してしまう。
 だが、なによりも不思議なのは、この地球という惑星がどうしてこんなに、収拾がつかないほどかくも多種多様な生命体を抱え込み、育んできているのか、という根源的な問いであろう。
 今年も、また崖によじ登り、そこに生えてくる植物と対話しながら、楽しんでみたい。去年は、ちょっと休んだら茂りに茂って後始末が大変だったので、今年はもっとこまめに崖に登らなければなるまい。

dendenmushi.gif関東地方(2016/04/13 記)

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