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番外:大賀郷中を歩いて歩いて=八丈町大賀郷(東京都)ホテルも八丈島空港もそして八高から金土川また大小前また旧役場前と… [番外]

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 ひとまず、これで初日の日程は終了である。これから八丈富士南麓の標高80メートルにあるホテルまで戻るわけだが、長崎からはほぼ一直線に、北へ伸びている広い道路が溶岩台地のスロープを上っている。
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 この日は早朝羽田を発って、ホテルから乗ったタクシーを出発点の赤崎付近で降り、それ以来ずっと歩きづめに歩いてきた。その距離はおよそ12キロくらいになる。
 この日は、レンタサイクルの予定を片道だけタクシーにしたのでそうなったが、この日だけでなく、八丈島滞在中は結構よく歩くことになった。
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 それは、ひとつには中央部を循環して走るバス路線がほとんど使えなかったことと、ホテルの位置が大賀郷の西山に寄っていたため、東山を回るバスに乗るために、ホテルからまた末吉方面に行くバス停まで、往復5キロも歩かなければならなかったからでもある。
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 前にも書いたように、八丈島はひょうたん型で、ふたつの膨らみを繋いでいる中央のくびれ部分に町の中心があり、八丈富士を含めて島の北西側半分は、北が三根、南が大賀郷とふたつに分けられている。したがって、三根も大賀郷もかなり広いのだが、大賀郷の中心は八丈島空港の南、公共施設なども集まっている平らなところと、そこから八重根にかけて流れ下る溶岩のスロープ一帯がそうだといえるだろう。
 そんな大賀郷を歩き回ったときの写真を拾いながら、この地域を眺めてみよう。

*八丈ビューホテル
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 まず、二泊した八丈ビューホテル。島には三根のほうに大きな高級リゾートホテルがいくつかあるが、大賀郷ではいちばんのホテルということになろうか。旅行会社の主催するツアーの客も多かった。
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 ガラス張りのロビーからは、大賀郷が見渡せる…というほどではないが、横間ヶ浦火山もよく見える。大賀郷の中心の海寄りの斜面は、先にも使った帰路の飛行機が滑走路を離れてからのものがよくわかる。
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 八丈島は、緑がとても豊かである。溶岩台地の斜面も、上から見ると森のようで、このなかに道路が走り、家々が埋もれている。
 
*八丈島空港へも歩いて行く
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 八丈島空港は、もともとは海軍の飛行場であった。旧軍には空軍はなく、陸軍と海軍にそれぞれ航空隊があったが、さすが離島だけあってここは海軍の縄張りになっていた。
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 現在はANAが、B737-800とA320を使って、羽田との間を朝昼夕と日に三往復飛ばしている。
 空港の出入口は北側の八丈富士の側で、二路線しかない町営バスの一路線がコミュニティバスとして運行されてはいる。これが、とても使いにくいルートとダイヤになっているので、観光客には不便。まず車で往来するのが常識となっている島の人には別にどうということはないのだろう。
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 結局、帰るときの飛行機に乗るときも、大小前から八高を経由して、滑走路の下をトンネルでくぐり、空港まで2.5キロ歩いて帰ってきた。飛行機に乗るために延々歩くというのもおもしろい体験だった。
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*バスのこないバス停八高
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 大小前と八高は、いずれもバス停の名前で、大賀郷小学校前と都立八丈高等学校を示している。八高のほうはコミュニティと町が呼んでいる循環路線のほうのバス停だが、時刻表に「2便 八高 8:07」とあるにもかかわらず、ついにバスはこないとか、なかなかミステリアス。
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 二日目はホテルから八高まで歩けば、大小前までバスに乗れると思っていたが、結局バスは姿も見えず歩くはめになって、末吉行きにも間に合わず、しかたがないのでタクシーを呼んで(タクシーは流してはいないので、地域ごとに数社あるタクシーの番号を自分で調べておいて呼ばなければならない)、横間ヶ浦の橋とトンネルを抜けて向里まで行くことになった。
 
*町営バスの“バスパ”でバスでスパへ
 大小前のほうは、八丈島の町営バスのメインの路線の停留所で、ここまで行けば東山の海岸に近い山麓をめぐることができる。この路線は、神湊から旧役場前を経て三原山を西から回りこみ、島南東部の末吉までのルートで、日に6便が往復している。
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 この路線名が末吉に行くのは「坂上行き」、神湊へ行くのは「坂下行き」という不思議な名前になっていて、旅行者を惑わせる。坂下も坂上もどこにもそんな地名はないからである。
 考えるに、ひょっとしてこの「坂」とは、あの横間の橋の坂のことですかい?
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 町営バスを利用する観光客には、二日間有効の“バスパ”(温泉入り放題、バス乗り放題というフリーチケット1,000円)がお得である。この手のフリーパスがいいのは、料金割引もさることながら、いちいち運賃をみて小銭を用意するという手間が省けるのがいい。でんでんむしもこれを最大限利用させてもらい、温泉にも二か所で入ってきた。
 
*大賀郷で昼飯を食いっぱぐれないために
 八丈島で観光客が注意すべきことは、昼飯を食いっぱぐれないための行動計画が必要なことである。
 飲食店は、もともとそう多くはないし、中心街にそれが集まっているということもない。大賀郷では、旧町役場の周辺に一部で有名な寿司屋と蕎麦屋があり、あと金土川というこれも不思議な地名の付近に食堂やカフェなどがあり、溶岩斜面の森のなかにも数軒の飲食店が散らばってあるようだが、午後2時を過ぎるとたいていの店が閉まってしまう。
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 だから、バスに乗って末吉方面に行き、帰ってきてなにか食べようと思っても、まずどこも開いていない。では、末吉方面で食べれば…と思っても、大坂トンネルを越えた向こうでは、一軒だけ郷土料理の店があるものの、まず飲食店はないと考えたほうがよい。
 旧町役場の裏手にある寿司屋の銀八には、なんとか滑り込みで間に合って、名物の島寿司をいただくことができたが、これはなかなかおいしかった。島寿司というのは、見た目はいちおう握りだが、握られているネタはすべてづけである。おやじさんが、これはなにこれはなにと魚の名前を教えてくれるが、一見するとどれも同じようで、色が異なるのは岩のりだけである。
 蕎麦屋や森のなかのレストランなど、多くは閉まっていたり、そこへわざわざ行くという行動計画が成り立たなかったので、行けなかったところがある。
 あ、そうそう。八丈島にはコンビニはありません。
 最初は一瞬あれっと思ったけど、考えてみれば当たり前だ。ここは東京都とはいえ離島。トラック輸送のネットワークを原点として成立しているコンビニはありえない。
 スーパーは、これもあちこちに散らばって数軒がある。
 
*大小前付近
 「だいしょう」ではなく「おおしょう」ですからね。ガジュマルの校門を入ると、芝の校庭が広がっている、八丈町立大賀郷小学校は、明治10年にこことは別の場所で開校し、明治36年からこの地へ移転したという古い歴史をもっている。現在のクラスは各学年ごとに1クラス、それに特殊学級を加えて全校生徒126名であるという。
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 大小前の八丈町ができる前の大賀郷村は、この島の中心であった。大賀郷中学校はこの下の斜面を少し下ったところにある。
 もともとこの島に人が住み始めたのも、永く島の陣屋などがあったのも、この大小・大中の下、八重根のほうにかけてであったらしい。この先の資料館から南へ大里の付近の集落は、申し合わせたように丸い玉石を積んで家の囲いとしているが、そのあたりが昔からの島の中心であったようだ。
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 いくつかの遺跡も、この大賀郷の南から三原山の南麓付近に集中しているようだ。
 
*旧役場前付近
 現在の行政の中心は、空港の南、新築して移転した町役場(正式には八丈支庁)や町立病院などがある植物園(結局そこには行けなかった)の東あたりに固まっている。だが、そこはちょっと奥まっていて、路線バスが走るメインストリートでのポイントスポットは、やはり旧町役場のバス停である。
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 そこは、観光協会や町営バスのターミナル兼車庫になっていて、神港の方面から乗ってくると、ここでバス車両の乗り換え移動が必要になることも多い。
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 その北側、黄色い標識が立っている三叉路を渡ると、こんもりした小山があって、天照神社がある。この小山はスコリア丘ではないだろうか。言ってみればこれも小規模の火山の噴火の跡で、噴石丘などとも呼ばれるが、噴火で飛び散ったマグマが冷えて固まった岩滓が火口周辺に積もり、円錐台形の山をつくる。
 伊豆は伊東の観光地大室山もそうだというのだが、それはかなり大きい。だが、この神社の小山くらいの小さいのがたくさんあったのではないか。
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 神社を過ぎて少し行ったところで大賀郷の東端になり、住所表示は三根に変わる。律儀にも、その付近が西山と東山の間、くびれ部分の平坦部のちょうど真ん中あたりになる。

▼国土地理院 「地理院地図」
33度6分18.86秒 139度47分6.37秒
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dendenmushi.gif関東地方(2016/04/15〜19 訪問)

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