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1512 日暮崎=十和田市奥瀬(青森県)御倉半島西側の岬は一日の終りに幕を引く岬なのか [岬めぐり]

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 奥入瀬の銚子大滝を過ぎて、なおも遡って行くと、約1.6キロほどで湖岸に出る。湖の水が奥入瀬川となって流れ出していくところを渡ると子ノ口で、そこでJRバスを降りる。
 宇樽部や休屋など十和田湖の南側へ行く人を車内に残して、何人かの乗客がそこで降りたが、そのうちで遊覧船ののりばに向かったのは、でんでんむしただひとりだけだった。だあれもほかに人がいない、広い大きな遊覧船にひとりぼっちで、あのとき一緒にバスを降りた人たちは、いったいどこへ行ったのだろう、と考えた。子ノ口まで登ってきたバスを降りたということは、船に乗るほかにどういうルートがあるのか気になった。
 ひとつ考えられるのは、バスで上ってきた奥入瀬川をここから歩いて下って行く、という渓谷歩きを目的とするケースだ。子ノ口の標高は400メートルほどで、焼山付近では160メートルになる。これをずっと川沿いに歩いて下るのもいいだろう。
 岬めぐりが目的の当方は、ひたすら湖の中に岬を探していく。
 十和田湖の中で、名前がある岬は、8つ。「だけしかない」というか、「もある」というか、いささか微妙なところではある。
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 そのまず第一が、湖の南東側に飛び出ている御倉半島の日暮崎となる。
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 子ノ口から、休屋まで行く十和田観光電鉄株式会社の遊覧船は双胴の3階建てで、多くの座席があるが、そのすべてを独り占め。だからといって、な〜んにもいいことはないのだが。
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 所要時間はおよそ50分、料金は1,400円也。運航は4月半ばから11月始めまでで冬季は運行休止中。(船で1,400円のところをバスに乗って行けばいくらになるのか、確かめようとしてみたら、冬季運行休止はJRバスも同じで、サイトも運行データが見えなくなっていた。)子ノ口から休屋までの移動交通手段としては高くつくが、湖上遊覧が目的だから当然といえば当然なのだろう。
 そんなくだらないことを考えながら、がらんとした船室内を見渡し、この中が乗客でいっぱいになって走るシーズンのことを想像してみる。
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 子ノ口の船着場を後にして、遊覧船が真っ直ぐ向かうその正面に、御倉山という690メートルの山が見えている。湖面から数えると300メートル足らずのこの出っ張りは、前方後円墳のような半島になって湖に突き出していて、御倉山は後円部にあたる。
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 日暮崎はこの御倉山を、くるりと西へ回り込んだ裏側にある。
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 東側から眺めていたときには、緑に覆われた平べったく丸い山か島のように見えていたが、西側に回りこんでみると、その山容が一変する。
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 険しく切り立った断崖絶壁が、500〜600メートルくらいのところを帯のようになって巻いていた。
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 地理院地図では、御倉山の西半分を巻くこの絶壁に千丈幕という名をつけている。なるほどね。山の中腹で横に長く続く崖は、まことに幕のようでもある。
 この崖の周囲が錦繍の緞帳になる景色は、この船に乗らなければ見ることはできないわけだ。
 ふと、日暮崎の名はこの幕に照っていた夕日が、だんだんフェイド・アウトしていく情景からついたのではないかと、またしても勝手な憶測を…。

▼国土地理院 「地理院地図」
40度27分25.28秒 140度54分11.82秒
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dendenmushi.gif東北地方(2017/09/06 訪問)
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タグ:青森県
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