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1576 宮崎=土庄町豊島唐櫃(香川県)「岬まわるの小さな船が」の岬もちょうどこんな岬だったろうか [岬めぐり]

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 香川県小豆島の土庄港と岡山県玉野の宇野港の間は、直線距離で東西20.9キロ、その中間に豊島(てしま)がある。周辺海域には大小さまざまの島が浮かんでおり、広くは備讃諸島として括られ、この航路付近の豊島と直島を中心とした島々は、直島諸島と呼ばれることもある。
 直島は香川県香川郡直島町だが、豊島は香川県小豆郡土庄町。豊島の東隣に小さく寄り添う小豊島は、土庄町伊喜末と小豆島の北西部と同じ字名をもつ。豊島の西、直島の東に位置する井島は、南側3分の2は香川県の直島町で、北側3分の1は岡山県の玉野市という、なかなか微妙な線引きがされている地域・海域に入って行く。
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 室崎を後にしたフェリーの前方に、小豊島と宮崎がだんだん大きくなってくる。豊島ではまず唐櫃(からと)港に入港するが、その東手前につき出ているのが宮崎。
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 宮崎は、いかにも内海の小さな岬の典型のように見える。山上路夫作詞の「瀬戸の花嫁」に歌われる、「岬まわるの小さな船が」の岬も、ちょうどこんな岬だったろうかと想像される。
 高さも28メートルとさほど高くなく、灌木に覆われてその裾は岩が取り巻いている。長さも道路や人家のあるところから320メートルほど飛び出しているだけ。
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 地図で見ると、岬の上には人家はなく、付け根のところに鳥居マークがある。これが唐櫃八幡神社で、岬のほぼ全体が八幡神社の社叢となっているらしい。この神社があるから、宮崎の名もあるのだろう。
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 この神社のお祭りは、座布団を下から小さい順に重ねたような太鼓台を担ぎまわるのが慣わしのようで、そんな写真などもネット上にたくさんアップされている。
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 唐櫃の集落は、港を中心とした唐櫃浜と、南の壇山のほうに丘を登っていった唐櫃岡に大きく分かれているようだ。唐櫃岡には別の鳥居マークも二つあるので、唐櫃八幡神社の祭礼は唐櫃浜のお祭りなのだろう。
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 唐櫃浜から唐櫃岡に向かう坂道の途中には、豊島美術館なるものもあるらしいが、フェリーからではそれは見えない。もともと高い大きな建物があるわけではなく、「柱が一本もない水滴のような形をした建物」だというから、それでは見えないのも道理だろう。現代アートの芸術家や建築家が参加し、休耕田を利用してできた美術館は、ベネッセアートサイト直島のサイトにその紹介があった。ベネッセも直島からはみ出して、豊島まで進出しているようだ。
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 ここでは「からと」と読むことになっているが、「櫃」は「ひつ・びつ」であり、これは昔から衣服や経巻などを入れるためにあった、蓋つき脚つきの四角い箱のことで、運搬・保存用のコンテナのようなものだ。そのつくりの唐風のものが唐櫃なのだろうが、それがどうしてここの地名になっているのか、それはわからない。
 同様の地名は、兵庫県と三重県にもある。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度29分30.72秒 134度6分12.48秒
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dendenmushi.gif四国地方(2018/10/12 訪問)

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タグ:香川県
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