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1592 串山ノ鼻=香川郡直島町(香川県)直島の玄関口の宮浦港に向かう途中で見える瀬戸大橋 [岬めぐり]

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 直島航路のフェリーは、直島水道を南に向かう。このとき葛島と荒神島という二つの無人島の間から南西方向に視界が開ける。右手には、玉野市の玉付近の造船所とその南に飛び出している犬戻鼻が見えてくる。
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 白い大きな屋根で覆ったドックらしきものがある。この付近が蛸崎鼻ということになっているのだが、そこは造船所の構内にある岸壁になる。これらの岬については、すでに宇野港からの遠望でむりやり気味ながら項目はつくっていた。

 468 蛸崎鼻・犬戻鼻=玉野市玉三丁目・深井町(岡山県)三井造船玉野事業所へ進水式を見に行きませんか

 今は、その二つの岬をより近くから眺めていることになる。
 そして、犬戻鼻の左手には瀬戸大橋が見えてくるが、そこまでは犬戻鼻から南西13キロもあるので、肉眼ではちょっと苦しい。ズーム写真にしてやっとはっきりそれとわかる。見えているのは瀬戸大橋の南部。
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 修学旅行中の児童生徒ら死者168名を出した1955(昭和30)年の宇高連絡船紫雲丸の衝突沈没事故が、その後の瀬戸大橋の必要性と計画建設に向けた動きを後押ししたと言われている。着工は1978(昭和53)年で、1988(昭和63)年の運用開始までも簡単ではなかったろうが、世の中の大きな変化というものを改めて感じさせる、宇高連絡船と瀬戸大橋である。
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 この付近の海は備讃瀬戸で、備讃諸島もちょっと広い空白になる海域となる。その空白の中で、円錐形の島がひとつだけ目立っている。これが大槌島で、この島の中央を東西に岡山県と香川県の県境が分けている。島の北半分は玉野市で南半分は高松市となっている。*DSCN0716 (1).jpg
 玉野市深井町にある犬戻鼻と、高松市と坂出市の境界線が通る大崎ノ鼻の間は、ほぼ南北に7.45キロほど離れている。

 1346 大崎ノ鼻=高松市亀水町・坂出市王越町木沢(香川県)円錐形の小槌島と大槌島がならぶ景色は人気で…

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 荒神島との間にある直島の宮浦港は、直島の玄関口といってもいい。集落は、島の南部の西海岸と東海岸にほぼ限られていて、それぞれ連絡船も入る港があるが、主に連絡船が発着するのは、宇野港にも近い西海岸のここ宮浦港となっている。
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 串山ノ鼻は、その宮浦港の南に突き出ており、その先から港を囲む防波堤が伸びている。串山ノ鼻から西の犬戻鼻までは2.8キロ。
 串山という50メートル足らずの小山が、細長く海寄りに突き出ていて、内側には宮ノ浦集落が南に伸びている。その串山の北の端が串山ノ鼻になる。*DSCN0731 (1).jpg
 フェリーを降りるのには、歩行者は右側デッキから降りなければならなかったのに、アナウンスも不親切で大勢の外国人観光客につられてその後にくっついて、左側に並んでしまった。降り場所を間違えたおかげですべての車が降りた後、いちばん最後に下船することになってしまった。
 港には、立派なまだ新しいように見える待合室や発券場や土産物店などが入った建物があるが、そんなのに気を使っている暇はない。混雑の中をフェリーを下船すると、今度はバスの乗り場を探さなければならない。下船場から離れたところに留まっているバスに乗り換えて島の東側へ向かうが、そのバスが小さなバスでぎゅうぎゅう詰めの超満員状態だったので、とても写真など撮る余裕もなかった。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度27分10.17秒 133度58分25.20秒
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dendenmushi.gif四国地方(2018/10/12 訪問)

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1591 鶴石ノ鼻=香川郡直島町(香川県)またきたよ宇野港から今度は直島航路に乗り換えて [岬めぐり]

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 直島の最西端で製錬所の西はずれの施設からすぐ南にある鶴石ノ鼻と、宇野港の南の端で小さく丸く出っ張っているナキンダ鼻との間は、1.9キロしか離れていない。
 宇野港には、これまでも岬めぐりで何度かきていて、港周辺のナキンダ鼻や高辺鼻については、2009(平成21)年の訪問時にそれぞれ項目をつくってあげていた。

 470 ナキンダ鼻=玉野市宇野(岡山県)宇高連絡船『紫雲丸』を知っていますか?

 472 高辺鼻=玉野市築港五丁目(岡山県)香川県は目の前500メートル先に

 この高辺鼻の項を見ると、小さな浮き桟橋越しに岬が写っているが、この小さな浮き桟橋が、その当時には直島航路の発着桟橋であった。そこはJR宇野駅からまっすぐ南へちょっと歩いたところで、小さな連絡船の利用者もまばらであったような記憶があった。
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 それから10年が経って、宇野港のフェリーや客船の乗り場は、大きく変化したようだ。鶴石ノ鼻を後にして宇野港に入った土庄からのフェリーを降りて、ここで直島行きの船に乗り換える。
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 宇野は盲腸のような宇野線とはいえ、一応鉄道の始発終着駅であるし、かつては宇高連絡船の乗り場として、岡山と四国を結ぶ重要な拠点となってきたが、今ではほとんどの車や人は、四国に渡るのに瀬戸大橋を利用するので、その名もだんだん忘れ去られ、往年の知名度はなくなっていく。
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 もともと市の名前は玉野市で、宇野はその字地名のひとつに過ぎない。フェリーなどの乗り場があるところは玉野市の宇野で、三井造船があるところは玉野市の玉。玉野市が誕生したのは、1940(昭和15)年で、児島郡の宇野町と日比町が合併してできた。玉野という市の名は、日比町の中心地区名の「玉」と、宇野町の「野」を組み合わせて命名されたものだ。
 宇野が出身地といういしいひさいちが、朝日新聞に連載している「ののちゃん」の名は、ひょっとするとその玉野の宇野という地名が関係しているのかも知れない。
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 フェリー乗り場近くの道路ぎわに立つ築港商店街の「ののちゃんの街」看板には、「ののちゃんち」ともちゃんと記されていて、地域振興に一役買っているようだ。この漫画家のことについては、別の項目でもとりあげていた。

 939 童崎=玉野市田井5丁目(岡山県)玉野市の宇野は「ののたま市」の「ののちゃん」を描いている漫画家の出身地で…

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 JRの駅からは少し西へ離れた港のひらけたところに、小豆島、直島、高松などのそれぞれの航路の発着場が移動しているし、待合室もある乗り場の建物も独立してある。それより何より、人の多さ。
 直島航路の乗り場の周辺は、大勢の人でごった返していた。特に外国人観光客の姿が目につく。その多くはTシャツに短パンにリュックといったいでたちの人々だ。欧米系の人とアジア系の人が入り混じっている。
 そんな乗客をたくさん乗せて、赤い水玉模様のフェリーが向かうのは、直島の西海岸にある宮浦港で、その途中に鶴石ノ鼻を左手に見ながら南下して行く。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度28分31.33秒 133度57分55.00秒
スクリーンショット 2019-06-10 11.46.33.jpg
dendenmushi.gif四国地方(2018/10/12 訪問)

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1590 獅子渡ノ鼻=香川郡直島町(香川県)石庭でも有名な「虎の子渡し」をすぐに連想してしまうが… [岬めぐり]

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 直島の早崎と獅子渡ノ鼻、その南に続く鶴石ノ鼻については、2009年の宇野訪問のときに、宇野港の岸壁にある直島行きの船が出る桟橋から眺めたところで、まとめて項目をつくっていた。

471 早崎・獅子渡ノ鼻・鶴石ノ鼻=香川郡直島町風戸(香川県)なんで直島なんかへわざわざ…?

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 獅子渡ノ鼻といえば、龍安寺の石庭でも有名な、「虎の子渡し」をすぐに連想してしまう。実際に同じ意味で「獅子の児渡し」と称している庭園もあるようだが、それは少数派であろう。中国の説話からきたというこの話には、さまざまな亜流があって、似たような話を読んだか聞いたかした人は多いはずである。
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 虎が子を3匹生むと、どういうわけかその中には必ず豹が1匹いて、そいつは隙あらば他の2匹を食おうとするので、母親の虎は川を渡る際に子を彪と2匹だけにしないよう子の運び方に苦慮するという、あの話だ。転じていろいろやりくりに苦労する意味もあるというが、この場合の正解は、母親虎はまずはじめに豹を対岸に渡す、というところがポイントになる。
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 獅子渡ノ鼻の名の由来が、この説話とどこかで繋がっているのか、それともまったく関係がないのか、それもよくわからないが、灯台のある東の早崎と土の露出面が目立つ獅子渡ノ鼻の間の距離は、200メートルちょっとしかなく、トラにしろシシにしろ、子を連れて渡るにもムリのない間隔と言える。もっとも、ここでは単に獅子渡であるから子を連れているかどうかもわからない。
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 獅子渡ノ鼻の西には、葛島という無人島が南北に伸びていて、その向こう側は玉野市の玉で、そこには三井造船の造船所がある。それを左手に見ながら、フェリーは宇野港を目指して行く。
 三井造船の発祥の地として玉野の造船所が開業したのも1917(大正6)年のことで、奇しくも三菱の直島製錬所と同じ年である。その当時のこの付近の盛り上がり方は、相当なものだったことだろう。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度28分42.29秒 133度58分8.75秒
スクリーンショット 2019-06-07 7.54.42.jpg
dendenmushi.gif四国地方(2018/10/12 訪問)

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